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『カオスマップを作ったら想像以上に大変だった話(制作の全工程と注意点)』

こんにちは!
株式会社マツリカの海ちゃん(@kaichan_pr)と申します。

ベンチャー企業(一気通貫型の営業職を経験後、インサイドセールス部門の責任者として立ち上げ及び設計/運用)から転職し、現在は株式会社マツリカにてインサイドセールスに従事しています。
その他、業務とは別に、日本の営業組織に関する実態調査レポート「Japan Sales Report」プロジェクトの制作に今回初めて携わりました。

「Japan Sales Report」プロジェクトに関わる中で
セールステックのLandscape(カオスマップ)制作をメインで担当したのですが、想像以上に地道で工数のかかる作業の積み重ねだったんですね。

最初はどのように制作すれば良いのかわからず、以下のように調べてみました。
「カオスマップ 作り方」「カオスマップ どうやって作る」
制作の方法など詳細が書いている記事があるかと思ったのですが、全然出てこない。。。
大枠は確かに書いてあるけれども、具体的にどうすれば良いのかまでは記載がなく、手探りで始めるしかありませんでした。


そんな経験から、これを見れば
初めてでもスムーズにカオスマップが作れる!という視点で本noteは書いてあります。

・カオスマップ制作プロセス
・制作する際の注意点
・制作したカオスマップの反響

をご紹介しておりますので、皆様のお役に立てれば幸いです。

事前に流れや工数の目安がつくことで、リリースまで計画的に進められるのではないかと思います。


カオスマップ制作プロセス

1.企画

まずは、テーマ決めです。

弊社マツリカでは、国産のSFA(Sales Force Automation:営業支援システム)「Senses(センシーズ)」を開発・提供しています。

今回の※Japan Sales Report では、日本の営業組織が更なる成長を遂げるために「デジタル活用の現在地」を把握する必要があると考え、
セールステック業界のツール提供側として、海外の成熟度と比較する目的でLandscape(カオスマップ)制作を行うことにしました。

Japan Sales Report とは、
株式会社マツリカが刊行する日本の営業組織に関する実態調査レポートです。
日本企業における営業組織の発展を目的とし、国内営業組織の最新動向/トレンド、取り組み内容、課題、未来への示唆をまとめています。

そのため、日本で初めて(自社調べ)、世界基準の国内セールステックベンダーカオスマップを制作することに決定し、Nardin氏に直接許可を取り、同氏制作のグローバルでのLandscapeと同様のカテゴリーを用いました。

上記カテゴリー区分は、プロジェクト総指揮の佐藤風太氏が制作

2.調査

次は、類似の条件で制作されたカオスマップがないかを調査しました。
調べてみると、様々な企業がカオスマップを制作しており、大変参考にさせていただきました。

全セールステックをピックアップした結果、約300個のサービスがあり、
そのすべてのサービスについて事細かに調べ、分類をしました。

この工程が、最も時間を使いました。
既存のLandscapeの条件と各サービスの機能を照らし合わせ、どのカテゴリーに含まれるのか慎重に判断しなければならず、他のメンバーと協力し過不足がないかチェックを行いました。
労力はかかるものの、その分、セールステックに関して広く深く知識をつけることができたので、入社して間もないメンバーには最適かもしれません。

その中から、今回のレポートのテーマに基づき、90個のサービスに絞り込みました。

3.ロゴ掲載依頼

掲載候補のサービスが決まったら、該当企業にロゴ掲載に伴う許可の依頼を行いました。

殆どの企業は、コーポレートサイトに広報/PR宛の連絡先があるので
そちらから問い合わせをし、その他の企業はサービスサイトからご担当者様宛に連絡をしました。

各企業からの質問や掲載遠慮の連絡などにも対応しなければならないため
リリースの2週間前までには連絡をした方が良いと思います。
(ロゴ掲載のために申請書記入が別途必要な企業もあり、許可が降りるまで1週間以上かかる企業もありました)

4.制作

ロゴの収集を行い、事前の分類毎にバランスよく配置をしました。

本カオスマップは、Nardin氏制作のLandscapeに準じて制作したため、国内では該当するサービスが無いカテゴリーに関して削除は行わず、N/A(Not Applicable)と記載しました。

制作メンバー全員で、全体的なバランスなどを確認し、完成。


5.リリース

いよいよ待ちに待ったリリースの時。
広報担当者が作成したカオスマップのリリース記事をもとに、ロゴ掲載の企業に連絡を行いました。
そして、一人でも多くの方に読んでいただけるよう、様々なチャネルで拡散しました。

リリース前に、内容のチェックを希望される企業もいたため
制作完了からリリースまで余裕を持ったスケジュール立てをした方がいいかもしれません。


制作する際の注意点

最後に、実体験に基づいた制作の注意点をお伝えできればと思います。

カオスマップの制作にあたって、最も注意しなければならないのは以下2点です。
①ロゴが最新版かどうか
②ロゴの縦横比が誤ったものではないか

①ロゴが最新版かどうかについてですが、
近年、サービスをリブランディングしている企業も多く
色やフォントなど細かくチェックし、旧ロゴと混同しないことが重要です。
実際、今回の制作にあたっても、一部古いロゴをピックアップしてしまい
訂正したケースがありました。

②ロゴの縦横比が誤ったものではないかに関しては、
カオスマップにロゴ画像を貼り付けていく際
枠に収めるために拡大縮小を行いますが、縦横比を変えないように注意しなければなりません。
カーソルで移動する時に、伸縮が起きてしまう可能性があるため
完成時に、第三者による最終チェックを行なった方が無難です。


制作したカオスマップの反響

今回制作したカオスマップは
リリースから約2ヶ月で2200PVを記録しました!👏🏻

その他、各ベンダーの皆様から感想をいただいたり、
共催セミナーなどのご提案もいただきました。

本カオスマップの掲載されたJapan Sales Reportシリーズは、こちらから閲覧可能です。
https://product-senses.mazrica.com/dldocument/
(個人情報入力の必要なく閲覧可能。お手元に保存したい方は、フォームよりダウンロードください。)

長くなりましたが以上になります。
最後まで、読んでいただきありがとうございました!!!


為になった!と感じていただけたら、ぜひnoteのスキボタンをお願いいたします😊 


なお、他の制作メンバー(総指揮および監修)が
プロジェクトの裏側やセールステックのトレンド解説などを行なっておりますので、下記noteもご覧いただけると嬉しいです。

この記事をきっかけに
・共催セミナーに興味がある
・マツリカに入社したい、カジュアル面談してみたい
など、少しでもご興味を持っていただけた方は@kaichan_prにメッセージを頂けましたら、担当者にお繋ぎいたしますのでお気軽にお声がけください😊
お待ちしております🌸


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