【骨格筋】内腹斜筋の解剖学
内腹斜筋の解剖学
この記事は内腹斜筋の解剖学的知識のアウトプットを目的としています。
解剖学初学者の方への小さな助けになれば幸いです。
今回は内腹斜筋の情報をまとめました。
基本情報
概要
外腹斜筋の深層を走る筋。内腹斜筋の表層に外腹斜筋があり、その走行はクロスしています。
外腹斜筋と内腹斜筋は、胸部における外肋間筋、内肋間筋に相当します。停止腱膜は腹直筋鞘前葉・後葉をつくります
内腹斜は側腹部の深層部にある筋肉で外腹斜筋に覆われています。
運動動作においては主に体幹部の回旋動作、屈曲、側屈に関与します。
筋肉の走行は外側から内側へ斜め上方向に走行しています
起始
胸腰筋膜
鼡径靭帯の外側半分
腸骨稜の中間線
停止
第10~第12肋骨の下縁(上部)
画像
白線
腹直筋鞘(中部)
恥骨
支配神経
下位5本の胸神経
第1腰椎神経(T8~L1)
腸骨下腹神経(T12~L1)
血液供給
肋間動脈/肋下動脈
機能
両側性
脊椎の屈曲
一側性
脊椎の側屈
脊椎の回旋
同じ機能の筋肉
脊椎の屈曲
主動作筋
主動作筋
協力筋
胸椎の回旋
主動作筋
メモ
筋腹の多くは胸郭の下縁と腸骨稜の間に位置し、そのほとんどは外腹斜筋に覆われている
側腹筋3層のひとつ(内側から腹横筋・内腹斜筋・外腹斜筋)
まとめ
今回は内腹斜筋を解剖学的に紐解きました。
他にも筋肉別に記事を書いておりますのでよければご覧ください。
少しでもお役に立てますと幸いです。
参考
https://kaibougakulabo.com/gaifukusyakinn-naifukusyakinn-miru
https://funatoya.com/funatoka/anatomy/A04/A04_5.html#A04_5_01_017
引用
ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)