【旅行】京都で年越し 2025年も大丈夫!/2024.12.30、31、2025.01.01
2024〜2025年の年末年始は京都で過ごした。
前回の年末年始は久しぶりに実家に帰ったが、今回は年末年始ではなく年明けに帰ることにしていた。
でも、自宅で1人で年を越すのも寂しい。
ずっと出来ていなかった旅行でもしようかな。
グーグルマップを開いて、どこに行こうか探した。
北海道、東北、北陸……。
京都に行こうかな。
最後に京都に行ったのは、数年前。
推しが出演していた舞台が京都でやっていて、日帰りで行ったとき以来だ。
そのときは観光客はそこまで多くなくて、舞台を観に行く前にちょっとだけ落ち着いて観光することができた。
しかし、今は多くの外国人観光客が日本各地にわんさかやってきている。
あたしが暮らす東京も平日休日問わず、街にはたくさんの外国人観光客が歩いている。
このタイミングで京都に行って大丈夫だろうか。
ホテルってあるの?
落ち着いて観光なんてできるの?
でも行くのは年末年始。
大きな祭りや紅葉、花見シーズンではないから、少しは落ち着いているはず。
よし、京都に行こう!
そう決めたのは9月ごろ。
もうホテルは埋まってしまっているか不安だったが、無事にホテルを予約することができた。
12月29日に全ての仕事を終わらせて、12月30日のお昼に出発した。
東京駅は外国人観光客や帰省する人、旅行する人たちでごった返していた。
新幹線が遅延をしていたが、なんとか定刻通りに京都駅に到着した。
ホテルにチェックインして、あたしはまずこれはしようと思っていたことがあった。
それはホテルの近くにあるお寺にお参りすることだ。
年末年始に自分の住んでいるところ、故郷じゃないところで過ごすことになる。
地元民ではないよそ者がお邪魔するのだから、一言あいさつはしようと思っていた。
あたしが泊まっていたホテルの近くには東寺があった。
中学の修学旅行は京都だったが、そこには行ったことがなかった。
東寺に着いて、食堂というところで参拝をした。
参拝のあと、閉門時間ギリギリまで観音様や観音さまを護る四天王を見ていた。
そのあと、駅の近くにあった鉄板焼き屋でネギ焼きと久しぶりのお酒を楽しみ、帰りにスーパーやコンビニでお酒やおつまみを調達して、ホテルで夜遅くまで晩酌を楽しんだ。
大晦日。
アルコールのおかげで、ぐっすり眠ることができた。
昨日の夜に、駅にあったパン屋で買ったクリームパンを朝食として食べたが、これが甘ったるくなくてすごく美味しかった。
これは東京に帰るまでに、また買って食べようと思った。
10時過ぎにホテルを出て、鴨川に向かっててくてく歩いた。
30分くらいで鴨川に着き、河川敷に降りてそこから北に向かって歩いた。
川には水鳥が泳いだり、エサを探して顔を水の中に突っ込んだりしていた。
水鳥たちの様子を遠くから見ていると、1羽だけ大きい鳥がいた。
あの鳥はなんだと、その鳥を驚かせないようにスマホで写真を撮り、グーグルで調べると、その鳥はアオサギだった。
たしかアオサギって縁起に良いという話を聞いたことがあった。
約12時間後に年を越すというときにアオサギを見れるなんて。
このあと何か良いことでもあるのかな。
しばらくアオサギや他の水鳥を眺めていた。
みんな、こちらにお構いなく泳いだり、エサを食べたりしていた。
そして、あたしは再び北に進んだ。
七条通りのところで河川敷から上がり、そこから東本願寺まで歩いて、そこで参拝をした。
年末年始だからそこまで混んでいなかったので、落ち着いて参拝することができた。
参拝するとき、当たり前に生活できていることへの感謝と叶えたいことに向かって精進していくので見守ってください、と心の中で唱えている。
しかしこのときのあたしは、
「あたしは来年からやってみたいことがありますが、これが上手くいくか不安でしょうがないです。でも心のどこかでなんとなく、どうにかなるって感じがするので、とりあえず頑張ってみます」
と、一体どうしたいのかわからないうやむやなことを唱えてしまった。
これを聴いていた阿弥陀如来さまはきっと、
「ああ、そうですか。で、何なん?」
と困っていたかもしれない。
東本願寺をあとにして、壬生寺の前を通り過ぎ、京都駅に戻った。
もう清掃時間は過ぎているからホテルに戻るか。
まだどこかに行こうかと悩んでいると、目の前に京都タワーがそびえ立っていた。
ここも中学校の修学旅行で行ったことがない場所だ。
登ってみよう。
この日の天気は晴れのち曇り。
京都タワーに登ったときはまだ雨が降る前で、遠くにある大阪のビルを見ることができた。
そのとき大阪方面で天使のはしごが降りているのを見ることができた。
午前中のアオサギに続いて、また幸運なものに出会った。
なんだか今日じゃなくて、2025年も良いことがあるかも、とウキウキした気持ちで京都タワーを降りた。
そのあと雨が降り出し、雨宿りをしながら買い物をして、ホテルに戻った。
年越しはあたしが好きなアイドルグループ、Aぇ! groupの年越し生配信を見ながら年を越した。
元日。
ホテルのチェックアウト前に、再び東寺に行き、最後のあいさつをしてきた。
そのあと新年最初のおみくじを引いたが、結果は吉だった。
チェックアウトしたあとは京都駅で、お土産や美味しかったクリームパンを買って、京都をあとにした。
2泊3日があっという間だった。
もうちょっといたかった。
京都に来るまで新年を迎えることに、少し不安になっていた。
今年はたまたま良いことがあって、なんとかなったけど、来年はどうかな……。
しかし、2024年が終わる日にアオサギや天使のはしごを見るミラクルが起きたり、観音さまや阿弥陀如来さまにお参りをしたりしたからなのか、帰るときには、
「今年も良いことしか起きなさそうだから、大丈夫。今年も楽しく過ごすぞ!」
と、前向きな気持ちを取り戻していた。
京都に行って良かった。