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DVやモラハラを受けても、いなくても
DVやモラハラを受けていなくても人生は簡単ではありません
こういった体験をしたからと言って、つい自分は悲劇のヒロインのような、自分が特別だと、必要以上に被害者ぶってしまっているのではないかと気が付いた時が私の自立へのはじまりでした
この経験は特別で、このトラウマは一生消えることはないでしょう
それでも人生は生きている限り続きます
私はアメリカで社会復帰した後、色んな人に出会いました
それまではDV夫とシェルター、そしてシェルターのスタッフだけが私の世界でしたが、そうではない世界に戻っただけのはずだったのですが
時代は変わり、常識やマナーやも色んなことが変わっていました
私だけ時が止まったままだったこと、10年のギャップは思った以上に大きく途方にくれました
どこから何から人生を始めればいいのか?
10年間ほぼ監禁されていて、通信手段やネットも制限されていたので
ニュースや、日本の総理、アメリカの大統領さえあの時は誰だったのか知りませんでした
浦島太郎の気分でした
自分が社会に出ていない間に時代が大きく変わっていたのです
一番大変だったのは、会社でのパソコン操作です
私は日本や他の国でも働いており、パソコンはいつも使っていたし
システム開発部署にいたこともあります
それなのにエクセルやワードさえも良く分からないし
データのを移したりダウンロードしたり、データをいじったり、、
もう何もかも分からなくなっていて
それを触ることにも恐怖を感じていました
私は完全に時代遅れな自信を失くした、年だけ取ったおばさんになっていたのです
でもそんな言い訳をしても、子供と自分を養うのは自分しかいないので
毎日ひたすら調べまくりました
調べて自分のメモをパソコン上に作ることによってマニュアルを作る兼、エクセルの操作を勉強しました
自分でもこんなことも分からないのか私!と仕事を始めたときは情けなくてよく泣いていました
同時にこんな私を雇いお給料までくれる会社に感謝でいっぱいでした
でも会社の人はとても親切で、みんな嫌な顔一つせず教えてくれたので
最初の会社は運命で決まってたんじゃないかと思うほど
私にはぴったりなタイミングでピッタリの人たちに巡り合えたとおもいます
こんな役立たずで何もできないいい大人に、みんな優しく教えてくれて本当に嬉しくて心から感謝していました
苦しいときもありましたが、確実に仕事がし易くなっていき、信頼できる上司にも出会い、私生活でも分からないことが聞けるアメリカ生活での先輩もここでたくさん出会いました
そのおかげで自分の私生活もかなり楽になり、すべてのことに対して感謝の気持ちが大きくなり、徐々に自分が元夫から逃げ出したことは間違いじゃなかったと自信を持てるようになってきました
「アメリカの家庭内暴力と虐待: 社会学的視点でひもとく人間関係」は、家庭内暴力(DV)やモラハラの実態を深く掘り下げ、社会的背景や解決の糸口を提示する一冊です。この本は被害を受けている方々に「あなたは一人ではない」と伝えてくれます。具体的な事例やデータを通じて、問題の本質を明らかにしつつ、支援を得るための道筋を示してくれます。辛い状況にいる方にも勇気を与える内容で、今すぐ行動を起こすきっかけとなるでしょう。ぜひ手に取り、自分の未来を見つめ直す力を得てください。
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