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ワンマンライブ!歌唱力より心!仏教を実践してくれた息子
こんにちは、かいです。
今日も子どもたちは、渋りながらも保育園へ向かいました。毎日先生方には心から感謝です。
さて、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
息子の歌
うちの5歳の息子は最近「忍たま乱太郎」の曲にどハマりしています。
「がっかりして、めそめそしてどうしたんだい〜♪」と、毎日歌いまくっているのですが……正直、音程は壮絶に外れています。というか声が大きい。耳が…痛い…笑 声量に関していえば心の中で「諸行無常」と言い聞かせながら、じっと堪えます。
ただ、歌詞はすごく素敵ですよね。相手を思いやる優しい言葉が並んでいて、ある意味仏教的な深ささえ感じます。
話を戻しますが、その歌を聴いていると不思議なことが起こるんです。気づくと胸がじんわり温かくなっている自分に気づきます。
息子の歌は音程やリズムなんてどうでもいい。彼にとって大切なのは、「パパ聞いて!!」という真っすぐな思いを全力で伝えること。好きな曲を、自分のやり方で一生懸命歌う姿が、妙に心を揺さぶるんです。
言葉に心が重なる瞬間。
仏教の教えを簡単にまとめると「生きることは苦しみ」。その苦しみの原因は欲望やわがままだと言われます。そして、仏教でいう「苦しみ」とは、思い通りにならないこと全般を指します。
人間が煩悩(欲望や執着)から離れるのは、とても難しいですよね。だからこそ「生きることは苦しみである」という教えは深い。
この煩悩から離れるための実践法もきちんと述べられています。それを「八正道」と呼びます。八正道には8つの具体的な教えがあり、その中には「正思(正しい考え)」と「正語(正しい言葉)」という項目も含まれています。
息子の歌を聴いていると、この「正思」と「正語」が自然に実践されているように思えるんです。
息子が歌うのは、パパへの真っすぐな思い、これが「正思」。そして、「忍たま乱太郎」の素敵な歌詞が「正語」。その瞬間、息子はおもちゃ屋さんやお菓子売り場でわがままを言ういつもの姿ではなくなり、純粋な存在として歌っています。
「子ども歌って…仏教じゃん」
音程はズレまくりで、もはや違う曲に聞こえるけれど、それでいいのです。息子が無意識に行っている「正思」と「正語」の実践?を感じるたび、仏教の教えを思い出させてくれます。教えの通り、わがままから離れている瞬間を目の当たりにしたのでした。
子どもの歌っていいよね。
終わりに
だけど私は、微笑みながら耳をそっと閉じる。笑