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1/4 (木) どっちに転ぶか

羽田の滑走路が半分しか稼働していないので、遅れはあるものの、飛行機は飛ぶらしい

待ち時間が長くなりそうなので、空港の本屋へ
ここには一昨日の夜にも来ているので、書棚のラインナップがそこそこ記憶に残っていて、その時から消えていることに気づいたのは、VIVANTの上巻と三浦しをんのエッセイ

若干特殊な立地だから、ビジネス書と、自己啓発本と、新刊と東野圭吾が目立つけれど、旅には向かなそうな持ち重りのする本や美術書などもなくはなく、とのように選ばれているのか興味深い

手にとった坂本龍一の本の
「子どものころから、何かになるとか、何かになろうとするとか、そういうことをとても不思議に感じていました」
という一文に、自分の幼少期に感じていたことを重ね、買い求めた

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先日、母の4つ下の弟である叔父と、ゆっくり話す機会があったのだが、叔父が子どもの頃、祖母が体調を崩していたこともあり、まだ学生だった母が、学校行事に保護者として参加してくれたり、食事の準備など世話を焼いてくれたりと、近所でも評判の出来のいい姉だったのだそうだ

なので、このところの母に対しては「あの姉ちゃんがなんで」との思いから、なかなか会いに行く気になれなかったのだという

なるほどねー
でも、今でも母は、かなりすごいんですよ
被害妄想にもならず、まわりに感謝し、それなりに機嫌良く過ごしている

それってなかなかできることじゃないと思う

わたしできる気しないもん
自分的には、母の株はさらに上がっているのだけど

さっき買った坂本龍一の本に、
「子が親から受ける影響というのは、文化的なものと遺伝的なものと両方あると思うのですが、後者の方が、つまり父親の背中を見てどうとかではなく、もともと生まれ持っている性質が受け継がれるという形での影響の方がつよいんじゃないかという気が、最近はしています」
というくだりがあり、お、これは希望が持てるかも、と思ったのだが、考えてみたらわたし、自分ができていないことを認められず、介護を拒否して、かえってステルス介護の手間をかけさせる父の血も引いてたんだったよ

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