9/23(月)それはそれで
この夏は、うちも弟も家族が体調を崩したり、移動日が台風のタイミングと重なってしまったりと、帰省が予定どおりいかないことが続いたせいで、父は普段以上に施設に泊まる日が続いた
施設のスタッフさん方のことばの端々から、連日夕方以降、父が家に帰る帰ると、かなり手を煩わせている様子は伝わってきていた
私のところにも、ちょっと父と話して欲しい、と施設から電話がかかってくることもしばしばあったが、電話口の父はなぜか、私に対しては下手に出るというか、「いつも心配かけて申し訳ないねえ」のような口ぶりだったので、実際にスタッフさん方にどのように荒ぶっているのか目の当たりにすることがなかったのだが、ある日、それがいつも帰りたいときにスタッフさん方にとっている態度なのかな?という状態の父が電話に出た
なぜ家に帰れないのか
なぜ自分のことを自分で決めさせてもらえないのか
ひとりで大丈夫だと言っているのに、どうしてわかってくれないのか
悲しみと憤りの噴出に、これは毎日この感情を抱え続ける父も、またこれに晒されるスタッフさんさん方も、何かが削られていくだろうな、と感じた
父をひとり家に戻したら戻したで、あっという間に怪我をしたり、対応が必要な郵便物を紛失したり、受け取るべきものを受け取れなかったり、口約束を本人は覚えていなかったり、等々の後処理にこちらの時間は膨大に削られるので、覚悟が必要なのだけど