9/12(木)476
世界史の年号を覚えるのは嫌いではなかった
もうだいぶ忘れてしまったけれど、たまに目に入った数字が歴史上のできごとを想起させてくる
今朝スマホをひらくと西ローマが滅亡していた
父は毎日同じような生活をしているので、日にちの感覚がないかというとそうでもなく、新聞の日付や、腕時計を見ては、盆正月やお彼岸(=おはぎ)などは意識している
いつもつけているのはG-shockで、父も母も自分で買いそうになく、どうやって入手したのか謎なのだが、曜日を尋ねると、表示のままに「ウェンズディ」などと答えてくる
いま、予定ならば弟が実家に行っているはずなのだが、家族の調子が悪く、早めに切り上げて帰ってきていて、父は施設に泊まらせていただいている
しかし昨夜「明日お父さんを家に戻していいですか?」と、連絡があった
家に帰りたがって手を煩わせているようだ
父がひとりで家で過ごす際に心配なことがいくつかある
以前、夕食を済ませてあとは寝るだけの状態で帰していただいたら、すでに外は暗くなっているのに日課の散歩に出かけた形跡があり、その際なのか室内でなのか本人が覚えていないので不明だが、腰に青あざができて肋骨にヒビが入っていたことがあった
では、散歩に出られるように、まだ外が明るいうちに夕飯用の弁当とともに家に帰してもらうようにすると、次に弟が行った際、半分、もしくは全部残った弁当が冷蔵庫に入っている、ということが何度かあったらしい
(わたしのターンではいちどもない)
そこを踏まえて、今回早めに帰省を切りあげるにあたって弟が施設と相談したらしく、所長さんより、父を散歩のできる明るいうちに家に戻し、頃合いをみて弁当をあとから届けます、という提案をいただいた
え?そこまで父ひとりに時間を割いていただかなくても、たまに一食抜いたところでそれはそれでもういいですよ(ただでさえ人手が足りなそうなのに)と答えるも、施設は施設でそうもいかないのか、父の帰りたい攻撃に対応するよりなんぼかマシなのか、結局ご提案通りにお願いすることとなった
弟に報告すると、「一応お願いしたとおり」と返ってきて、こっちから頼んでたんかーい
父は、いつ私たちが行く日なのかは覚えていなくても、自分が家に帰れることと、わたしたちどちらかが来ることは紐づいているように思えるので、残ってる弁当は弟のためなのではないかという気がしているのだけど
夕方散歩を終えた頃に父に電話してみると、やはり夕飯はまだ食べていないそうだったが、声は明るい
その弁当、全部お父さんが食べていいからね、って伝えたけど、ちゃんと食べたかな