人の裏面にはさらに裏があるかも、小説『medium』より

非常に面白いミステリーでした。最後の最後に予想を裏切ってくれましたね。

さて本書の登場人物から得られたことがあります。

人は人の裏面、普段とは別の性格、印象を偶然にも知ってしまった時(例えばいつも威張っている人が、実は臆病だった)、あの人は臆病なのだと勝手に決めつけてしまうんですね。

人の裏面を偶然みてしまったのです。それは信じてしまうものでしょう。

しかしそれが臆病であるという自分を見られる偶然を装ったもの。つまり見られた側の思惑であったら?

裏の裏の人格に気づくことはできません。騙されたも同然。

人間不信を勧めている訳はないですが、頭の片隅にでも置いていただければと思います。

結婚詐欺などの予防にでもなれば。笑


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