育成年代10の権利(ウルグアイVer)
先日の心理学の講義で育成年代の選手のスポーツにおける権利が10個ありますよということで、以下の10項目がありました。
1スポーツの大会に参加する
2各選手の適切なレベルで参加する
3資格のある成人の指導者に教わる
4大人としてではなく、子どもとして遊ぶ
5リーダーシップと意思決定を表現する
6安全で健康な環境で活動する
7スポーツに参加するために適切な準備をする
8成功を収めるための機会の平等を得る
9尊厳を持って扱われる
10スポーツを楽しむ権利
これらの権利はサッカーに関わらず、スポーツをする選手たちが持っている権利です。
当たり前の事ばかりだと思うかもしれませんがその当たり前を継続して、追求していくことがどれだけ重要で深いことなのか。
個人的には【大人としてではなく、子どもとして遊ぶ権利】
これはなかなか理解されていないことも多いと思います。
子どもによって発達のステージが違ったり、性格が違うのにも関わらず、早く大人になりなさい!と求め続けてしまう事も多々あって。
伝えたい事を我慢して遊ぶ時間(余白の時間)を与える事も指導者の大切な役割だなと。
実はウルグアイの育成年代の試合でも試合中にずっと指示をして叫んでいるような指導者も少なからずいます。
感情が抑えられずに監督、コーチがカードを貰うことも日常茶飯事です( ̄▽ ̄)
ただ、選手たちがその環境でどう感じているか?自分を表現しているか?
それはグラウンドの中でプレーする選手達を見れば明らかなのですが萎縮や窮屈さに繋がっていないどころか、内側から出てくる感情を何にも縛られずに表現する姿は人間らしさで溢れていて、こちらの感情も動かされてしまいます。
なぜそうなるのかと言ったら大人と子ども、監督と選手といった関係よりも大前提として人と人との関係がなによりも尊重されているということがあるのかもしれません。
そこがブレなければ関わり方は本当に人の数だけあるのかなと感じました!