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勤務最初のお仕事④~利用者様の介助レベルを覚える~
利用者様の介助レベルを覚える
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要介護度は「要支援1」~「要介護5」まであり、個々の介護度は自然に覚えていきますが、介助で必要なのは介助のレベル、4段階あります。「自立」「一部介助」「半介助」「全介助」があり、「自立」についてはご自分のことをご自分でできる(介助しない、あるいは見守る程度)状態です。自助具を使ってでもご自分でできるなら「自立」です。
「Aさんは食事は自分で食べられるので自立、トイレは手すり/ポールを持って立っている状態でズボンと下着の上げ下げだけ介助。上げ下げは自分ができるところまではやってもらう。この程度なら一部介助。」というように同じ人でも介助場面ごとにレベルが異なる場合があります。
過剰な介助は逆に利用者様の自立を妨げるため、必要な支援にとどめることを心がけています。研修後はりきって介助をしていたら「それはやらなくていいよ!自分でやってもらって。できるから」とよく先輩スタッフに注意されることがありました。
【補足】
「自立、一部介助、半介助、全介助」「患側は右・左」「使う福祉用具」などその人に合った介助をすることが求められます。これらの語彙の意味と介助用スプーン、うがい時に使うガーグルベースンなどよく使うものを事前に覚えておくか、分からなければ質問できるようにしておくていいと思います。語彙についてはまた別途noteにて公開します。
すべて全介助では、できることができなくなってしまうので気を付けなければなりません。「できるところまでご自分でお願いします」「できるところまでやってみましょうか」というお声がけはよくおこないます。