見出し画像

えっ、なんで? グループホームの落とし穴。誰の為の支援事業なのでしょうか?

こんにちは。こんばんは。kai2003です。

僕があの時に知っておけばよかったかもと思う事をシェアしたいと思います。

そして今見返した僕が初心に戻れるように感じるままに書いています。

今日は社福さん、「それはないよ」と思った出来事を書かせてください。

最後にはあなたにとって「そうかもね。」とほっこりした内容になってると思います。

良かったら立ち寄っていただいて皆さんの明日の糧になって欲しいと思います。では。



どこまでが本音? 情報の食い違い

ホームも2棟目になりいろんな方から連絡をいただくようになりました。

ある時、相談支援事業所さんから連絡がありました。

「ちょっと困った方がいてね。できればそちらさんに相談に乗ってもらいたいんだけれど。どうかな。」

懇意にしていた方なのでお話を伺いました。

「実はね。社福さんが運営している作業所とその敷地内にあるGHに住んでいた方なんだけど・・・。」

何か言い淀んでいました。

まとめると、作業所にはなんとか行けているんだけれどその作業所で一緒にいる方とよくケンカをする方がいる。でもとても仲の良い方もいる。

社福さんのGHに勧められて体験宿泊も繰り返したがGHの職員に「私共では預かれない。作業所は頑張ってきてください。」と言われ入所を断られたとの事でした。

僕はどのような問題を起こしたのですかと尋ねました。

「やっぱり周囲の人とのけんかかな。というより合わない人との距離が取れないようになってるみたい。なんかね、聞くと部屋に勝手に入ってくる人がいてるけど職員さんが対応してないみたい。」

でも、正直まゆつばです。

利用者さんの本音と建前


皆さんはよい話、悪い話は自分にとって都合よく出し入れする方が多いです。
僕たちは他の利用者さんの安心安全の為にも当事者さん、家族さんに直接自宅に伺って話を聞くことが多いです。

その中で最初に見学された時の態度や雰囲気なども含めて見定めていきます。

少々当事者さんの主張や受け入れがたい対応はありました。例えば、見学に来た時に言いたいことがうまく伝えられず、食堂で寝転んで不満を態度で示したり、自宅まで訪問した私共の職員に強く抱きついて離れようとしないなど、周囲を困らせるような行動が見られました。

確かにそんな状態が継続すれば社福さんのGH職員さんのお話しもわからなくもないなという感想を持ちました。
ただ僕たちは困っている当事者さんや家族さんのお話しを受け入れて体験宿泊していただく事にしました。

綿密に家族さんとお話をし障がい特性を考慮した中で支援方針を決めこちらの職員ともしっかりとシミュレーション重ねたうえで他の利用者さんとの相性等検討を繰り返しました。

社福さんの作業所にも見学させていただいたり送迎やその他の連携事項を確認し体験宿泊をしていく中で、当事者さんの思いや考えなどふるまい、言葉などを実際にやり取りする中で互いに知って落ち着きを取り戻されていきました。

えっ、なんで? グループホームの落とし穴

ある時、本入居まで見込めるなとなってきたころ社福さんから連絡がありました。「私共に来ることになりました。」「へっ、ど、どういうことですか?」

それは管理者が送迎の連絡を取っていた最中に言われた事でした。

話はそこそこで終わり、慌てて相談支援専門員さんに連絡を取りました。
「えっどういう事やろ、ちょっと待っててくださいね。」と言って作業所や家族さんに連絡を取ったようです。

家族さんからは「以前断られたけどなんか急に入居してくださいね。」と言われたとの事でした。家族さんもびっくりしたとの事でした。

相談支援専門員さんは家族さんにはやめた方がいいよ、以前にあった事と同じことがあるともうGHだけじゃなくて自立訓練をしようと思えなくなる可能性もあると忠言したそうですが、作業所には気に入って通っている事を考えるとワンストップも仕方がないと思うと心情を吐露してくれたそうです。

僕たちは「でしょうね」としか言えなくなりました。都合がよい動きをするのが社福さん、家族の事を一番にさまざま良いパターンを考えるのが家族さん、このような事が何度もあると当たり前だと感じるようになってしまいました。

僕たちは様々な問題行動があっても何とか対処して一定のレベルにまで持ってきた小規模事業者です。ただ小規模な事業者であるため、大きな声で訴えることは難しいと感じています。

ただ、少しでも心を開いてくれた当事者さんに感謝を言いたいと思えるようになりました。


みんなで考えよう、障がい者支援の未来

こういった事は社福さんだけではありません。結構頻繁にある事です。

ここにも好むと好まざるを得ずとも生存競争があるようです。

解決策の一つはコンサルタントさんのよく言うブルーオーシャンを目指しましょうという事でしょうか。
僕は心情的に安易な対策には反対の立場ですが。

ただ当事者さん、家族さんの事をしっかりと支援継続してくださいとしか今は言えないです。社福さんで働く職員さんも何年も働いている方ばかりでなく仕方なく働いている方もたくさんいます。

支援が前提でなく給与が良い、条件が良いから働くという方をしっかりと管理者さんが見てくださいね。

すごく時間をかけて真剣に検討した僕たちの捨て台詞をここで言わせてください。でも恨んでるとかではないですよ。

障がい者支援事業はそういった事業という事です。営利事業ではないという事です。

ある意味勉強させていただきありがとうございました。感謝

Kai2003


いいなと思ったら応援しよう!

kai2003
応援ありがとうございます!いただいたチップは業務研修費や交通費などに使わせていただきます。温かい支援に助けられています。これからもよろしくお願いします。