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〇〇で悩んだ!利用者の自立を支援する方法。シンプルに考えてみた。

こんにちは。こんばんは。kai2003です。

僕があの時に知っておけばよかったかもと思う事をシェアしたいと思います。そして今見返した僕が初心に戻れるように感じるままに書いています。

今日は利用者さんの話のロジックについての出来事を書かせてください。最後にはあなたにとって「そうかもね。」とほっこりした内容になってると思います。

良かったら立ち寄っていただいて皆さんの明日の糧になって欲しいと思います。では。


利用者さんへの支援方針ってどういう風に決めているの?!


障がい者GHに見学に来る家族さんに尋ねられることがあります。
実際は説明の中でいろいろとお話する中で疑問に思われるので尋ねられます。

「この子は家では何もしていなかったので迷惑をおかけすると思います・・・。」
「〇〇は出来ても〇〇は出来ないんです・・・。」
「〇〇の場合、〇〇してくれますか?」
「〇〇はできると別のGHでは言ってくれましたけど・・・?」

こんな感じでしょうか?

そんな時に僕はこういいます。「僕はまだ見ていないので何とも言えません。でも何が必要か一緒に考えていきます。」

僕はもちろん出来ないとは言いませんが見てもいないのに出来ると言いませんし、出来るのに困っているという事はなぜなのかなぁと問いかける事をさせてほしいと思っています。

例えば顔が洗えない、髪の毛が洗えないと当事者さんからその気持ちを聞きたいのです。

〇〇が原因?利用者の成長を妨げるもの


「出来ない事を喋らすのは精神状態を不安定にして不穏にさせる。」「出来ない事を支援するのがGHの仕事だ。」「支援者は利用者への愛が足りない。GHとして不適格だ。」と言われるかもですが恐れずに言うと気持ちを聴かずに支援の方針が立てられないからです。

なんでも家族さんや相談支援専門員さんのいう通り慮って「できます」と二つ返事で言える方が怖いと感じます。

なぜなら日々利用者さんは生活しています。落ち込むこともあれば成長する事もあります。悩んで動けなくても排泄はするし、食事や就寝、少なくとも呼吸もする人間です。

ならば出来る事を支える支援をしたいと思いますし、出来ないなら出来ないなりの方針を立てます。

それはあくまで当事者さん次第です。


意思疎通の努力もせずに決めつけませんし、その努力が無駄になる事もありますがそれが支援とも感じています。


人間ならいずれ老います。あらゆる能力もいずれ低下します。
それは自然の摂理で代えがたいものです。

当事者さんが理解していなくても理解せざるを得ない事です。
その時に出来ない事が今以上増えても困るのは支援員ではありません。

当事者さんです。

当事者さんの事を当事者さんが感じる前に支援員が介助なんてできませんし、誰であろう超能力でもない限り出来ません。

〇〇で乗り越える!利用者の自信を育む方法

僕たちの支援方針の根源は人としての能力を伸ばすための支援が大事と思っています。但し、身体などの物理的や機能的な障がいがあればまったく別のステージになるのでご理解ください。

ある年齢になればその時にかなえたい夢や出来る事の限界もあるでしょう。
そこを伝えずになんでもとは言いませんが当事者さんの望むままに支援すればいずれ困るのは当事者さんと思います。

そこを支援できるのはその時だけ見ている支援者やその時だけ当事者さんの事を理解していると言ってあれこれ手を出す人ではないと思います。

将来を心配する家族さんであったり、日々当事者さんを継続してみている支援者でもこのままでいくといずれ困るのに・・・と感じている支援者だと思います。

どちらが良い悪いと言っているわけではなくって、どちらも真実と思います。でも、どちらを選ぶかは当事者さんだとも思っています。

「外に出たくない。」「お風呂にも入りたくない。」「食べたくない。」「なのもしたくない。」などなども真実なのでしょう。

「なぜそう思うのか?そのするとあの時に「〇〇したい」と言っていたあなたが自分を裏切ることになるよ。支援者の〇〇はそうやってしんどくなってほしくない。でも今出来ないならしなくてもいいよ。出来るまで待つよ。」

そう言って僕は待ちます。でもただ待つだけでなく、一緒に受診にも同伴するし、現状でもできる事を話して一歩でも前に向くことを模索します。


そのための僕にできるのは言ってくれるまで待ちます。支援員も世話人も待ちます。いずれ前を向くことが出来ると信じています。


〇〇の大切さ 自立への第一歩

多くのGHは夜間支援が中心で日中は職員はいないところの方が多いです。
でも僕のホームでは「介護包括型」ですが日中にも職員がいます。

だからどうというわけではないですが、「安心してほしい。望めば誰かと繋がるよ。」と発信しています。

僕は利用者さんが今ではなくいずれ困ったことになって欲しくないというのを基本的な支援方針にしています。

でもそれって大変です。世話人さんからも言われます。

世話人「お茶碗はこっちで洗っていいですか?その方が利用者さんも楽ですよ。」

サビ管の僕「いえいえ、そこは出来るなら利用者さんにやってもらってください。世話人さんもササッと仕事をしたいと思いますが、待ってあげてください。一つ一つが経験になりますので。」

と言った会話が繰り返されます。


誰でもそうだと思いますが、教えるより見守っている方がしんどいです。
口を出すより黙って見ているか見ていないか遠くから眺めている方がしんどいです。

当事者さんそれぞれですがそうやって一生懸命に聴き取りをしてその方のステージに合う場所を探して発信してくれるのを遠くから眺めるようにして待つ。近くにいて発信を待つ。

そんな支援方針が利用者さんの独り歩きという意識が利用者さんのペースで育まれる手助けになればいいなぁと思います。

皆さんはどう思いますか?
よかったらコメントよろしくお願いします。

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kai2003
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