セイヨウナナカマドの話。
フィンランドの秋はまたたく間に過ぎ、冬になり、セイヨウナナカマドの葉はすっかり落ちて、夏からずっと樹上にある実は熟してますます赤くなってきました。
夏の間は優しい丸い葉と、ややオレンジがかった赤い実がとてもかわいい。
冬になって実が凍って溶けた頃、毒素が抜けて鳥たちが食べるようになるらしい(と、どこかで読みました) 賢いのは鳥なのか木なのか、どちらなのでしょう。
それまで何故腐らないのかしら、と思っていたら、実はソルビン酸が含まれているからだとか。食品などにも保存料として使われている成分で、学名からきたのだそうです。