夏からフィンランドで暮らすことになり、いろいろなことを感じたり考えたりすることも多く、そういったことを書き留めておく場所があったらいいなと思ってnoteをはじめました。と言っても、登録したのは随分前なのですが。 こちらに来て感じたのは、日本と比べて時間がゆっくりと流れていること。自然が豊かで、自然災害が少ないこと(日本の台風のニュースなどに心を痛めていました…) フィンランド語が難しい言語であること。お米(お粥)を食べる文化があること。ネギや白菜があるので鍋ができそうだなぁ
フィンランド発祥の再利用可能なパッケージのRePackというサービスがあります。前々からうっすらと知ってはいたのですが、今回実際に使ってみて考えたことなどをシェアしたいと思います。 このRePackはオンラインショップからの配送の際の梱包の無駄をできるだけなくすために、リサイクルプラスチック(ポリプロピレン)から作られた再利用可能なバッグです。 → RePack 公式サイト(英語) こちらにはカーボンフットプリント(二酸化炭素排出量)について書かれています。 RePack
フィンランドでは妊娠が154日継続した場合、妊娠手当として170€、もしくはベイビーボックスを申請することができます。 わたしはベイビーボックスを選びました。これは赤ちゃんのために必要なものが厳選して入れられていて、箱はベビーベッドにもなるというすぐれもの。 助成制度が開始された1937年当初の対象は低所得者のみでしたが、1949年にはすべての人が恩恵を受けられるようになったそうです。 今年で84年目となり、夫も、また夫の母もベイビーボックスで育ったそうです。今では対象の
長い間noteを書くことができなかったのですが、久しぶりにアップします。 昨年は物件探しを長い間していて年末に引っ越し、そして先月出産しました。海外で初産でコロナ禍で、という特殊な状況下でしたが、わたしなりに感じたことや経験したことを記録しておこうと思います。 妊娠初期はつわりがひどく1ヶ月以上寝たきりで、ほとんど食べられるものがなく、なぜかクロワッサンとブルーベリージュース、シリアル、チョコチップクッキーあたりが主食になっていました。あとトマトジュースも。毎日食べていたス
フィンランド語の語学学校に、6月からようやく通い始めました。年始にクラス分けのテストを受けてはいたものの、コロナが流行り出したため待っていたのでした。とはいえ、まだオンライン授業でzoomを使って勉強しています。 我々移民はフィンランド語を話せず働けないため、TE-officeというハローワーク的な機関が語学学校を斡旋してくれます。授業料も教科書代も無料。 クラスは20人ほどで、ほぼバラバラの国のひとたち。近くのラトビアやウクライナやトルコ以外にも、コソボ、ブラジル、パキスタ
フィンランドの森にはあちらこちらに、Laavuと呼ばれる小屋と焚き火ができるグリルがあります。 そしてフィンランドのひとたちは、屋外でソーセージ(マッカラ)を焼くのが大好き。 キャンプ場にもグリルがあって、みんなソーセージを焼いているという…。わたしはソーセージのあとにマシュマロを焼くのも好きです。 ナイフで木の枝を削ってスティックを作るのもよし。 こういう伸縮可能なマッカラを焼くためのスティックも売っていたり(もっと伸びます) 持ち運べる使い捨てグリルもあったり。
しばらく更新できていませんでした…。こちらに来てから1年も経たないうちに、世界的なウイルスの流行と、そのせいで日本への直行便すらもなくなるという事態になるとは思ってもいませんでした。が、なんとか元気に過ごしています。来月からようやく語学学校も始まります(とはいえオンラインコースですが) さて、フィンランドの桜は5月に咲きます。 これは川沿いに咲いているのを撮ったもの。この日は快晴で、ピクニックシートを敷いて桜の下でお花見している人もいました…。 そして春の花といえば、S
湯葉が食べたくてしかたないので、豆乳から作ってみました。湯葉と生麩と鱧あたりは当たり前にあった、京都という土地に思いを馳せつつ…。 写真のように、表面積ができるだけ大きな鍋かフライパンを使い、焦げないように弱火〜中火にかけます。ある程度の厚さになったら箸で引き上げる、を繰り返すだけ。わさび醤油で食べるのが好きです。 にがりを日本から持ってきたので、おぼろ豆腐も作ってみました。100cc強で小さじ1ぐらいかしら(目分量…) きっとネットの海には、きちんとしたレシピもある
フィンランドにはKirppis(キルッピス)やKirpputori(キルップトリ)と呼ばれるフリーマーケットがあちらこちらにあります。室内で棚ごとにレンタルできて、そこに売りたいものを置いておくシステム。洋服、文房具、器、ときには家具なども。しかしジャンクなものからヴィンテージまで様々です。 小さなキルッピスから、巨大な迷宮と化したキルッピスまで様々あり、掘り出し物を見つけるのが楽しい場所です。巨大なものはだいたい郊外にありますね…。 先日は、Glögi(クリスマスのホッ
フィンランドの缶や瓶、ペットボトルは、購入時に容器代を払わないといけないことが多いです。 ジュースを買うと、1,5Lのペットボトル代として0,40€(40セント)プラスされていますね。 余談ですが、このJAFFAのジュースはかわいくて美味しいので好き。 含まれていないものもたまにあるのですが、こんな感じで表示されているものは容器代を払う必要があり、リサイクルすることでお金が返ってきます。 飲み終わったそれらをスーパーに併設されているこういうリサイクルボックスへ入れると
フィンランドのお正月休みは日本と違って1月1日のみなのですが、新年は花火を打ち上げて盛大にお祝いします。市などの自治体が主催のようで、大晦日の0時が近くなると中心街に人々が集まりはじめます。 フィンランドでは普段は個人の花火の使用は法律で禁止されているものの、大晦日の18時から1日の午前2時までの間だけは個人の花火が許可されていたり。クリスマスが終わるとスーパーなどに特設の花火コーナーができ、大晦日には市の花火以外にもたくさんの花火が打ち上がります。個人の花火とはいえ、派手
あけましておめでとうございます。お正月ですが、フィンランドのクリスマスの話を。こちらのクリスマス休暇は長めで、逆に年末年始は1月1日しか休まないようです。 クリスマス前には職場や友人たちとのピックヨウル(Pikku Joulu)というクリスマスパーティーが頻繁に開かれます。これは日本の忘年会的な感じなのかな…。わたしも日本では12月になるとあちこちの忘年会に顔を出していました…。 また、クリスマスマーケットも街ごとに開かれます。広場にはクリスマス前の1ヶ月ほど、眺めている
12月6日はフィンランドの102回目の独立記念日でした。この日が近づくとお店には国旗の色である白と青のお菓子や、同じく白と青のキャンドルなどが並びます。 独立記念日には2本のキャンドルを窓辺に灯すのが伝統で、独立以前に「ロシアへの抵抗運動をしているひとたちを迎え入れますよ」という意思表示だったという話も。 It is traditional for Finnish families to light two candles in each window of their
フィンランドの人たちは、夏になると湖畔のコテージ kesämökki(ケサモッキ)に向かいます。だいたい夏季休暇が1ヶ月ほどあり、家族や友人たちとのんびり過ごす人が多いようです。何もしないことを楽しむというのももちろんですが、長く暗い冬に備えて夏を謳歌するという側面もあるかもしれません。 我が家もフィンランド中部の、湖畔のレンタルコテージを予約してのんびり過ごしてきました。炭火でソーセージを焼いたり、魚釣りをして思いがけず巨大な魚を釣ったり、木陰でワインを飲んだり、薪のサウ
今日は Isänpäivä(父の日)でした。今朝お父さんにメッセージを送ったら、またおいでと言っていただいたり。なにやら、去年までは旗日なのは母の日のみだったそうで、今年から旗日になったとのこと…。 → https://yle.fi/uutiset/osasto/news/finland_officially_raises_flags_for_fathers_day/11061368 (英語) それはさておき、夫が「職場でクッキーを注文してきた」と言っていたクッキーが我が
フィンランドの秋はまたたく間に過ぎ、冬になり、セイヨウナナカマドの葉はすっかり落ちて、夏からずっと樹上にある実は熟してますます赤くなってきました。 夏の間は優しい丸い葉と、ややオレンジがかった赤い実がとてもかわいい。 冬になって実が凍って溶けた頃、毒素が抜けて鳥たちが食べるようになるらしい(と、どこかで読みました) 賢いのは鳥なのか木なのか、どちらなのでしょう。 それまで何故腐らないのかしら、と思っていたら、実はソルビン酸が含まれているからだとか。食品などにも保存料とし