キルッピスとヴィンテージの話。
フィンランドにはKirppis(キルッピス)やKirpputori(キルップトリ)と呼ばれるフリーマーケットがあちらこちらにあります。室内で棚ごとにレンタルできて、そこに売りたいものを置いておくシステム。洋服、文房具、器、ときには家具なども。しかしジャンクなものからヴィンテージまで様々です。
小さなキルッピスから、巨大な迷宮と化したキルッピスまで様々あり、掘り出し物を見つけるのが楽しい場所です。巨大なものはだいたい郊外にありますね…。
先日は、Glögi(クリスマスのホットワイン)用に探していたiittalaの耐熱グラスTsaikkaを入手。定価だと2つで50€ほどするけれど、2つ15€ぐらいで状態の良いものを見つけました。iittalaのキャンドルホルダー kiviや、フローラのグラスなどもKirppisで見つけたものです。
それから、tori(広場の意味)という名前の、メルカリ的なサービスもあり、不用品を売ったり買ったりもできます。近場だと直接お家にお邪魔して、受け取りおよび現金での支払いをすることも多いようです。日本ではちょっと考えられないかも…。
ヘルシンキのヴィンテージショップで見つけた素敵なカップ&ソーサーを数を揃えたかったので、ケーキプレートとセットのものをtoriで見つけて、近所の方だったのでお家にお邪魔して受け取ってきました。ピンポイントで探す場合はこちらの方が良いかもしれません。
ARABIAのヴィンテージで、カイ・フランクのデザインの、Kultapiisku(クルタピースク)というお花の名前のついたデザイン。1957-1970年まで製造されていたもので、取っ手が金で塗られているものと、写真のようにアクセントで模様が書かれたものと2種類あるようです。シンプルな中にも上品さと可憐さがあるのが素敵。
ヴィンテージショップめぐりも好きです。お店にびっしりいろんなものが並んでいて、眺めているだけでも楽しい(と言いつつ買ってしまうわたし…)
ヌータヤルヴィの素敵な花瓶も以前見つけた掘り出し物です。
サイズや好みの合うものがなく、洋服はキルッピスで買ったことはないのですが、先日友人に連れて行ってもらった古着屋さんで素敵なコートを入手。これで冬をあたたかく過ごせそうです。