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夏風/紅すずめ
2023年6月12日 18:16
友人と行き先は同じでも乗る船が違うとわかってしまう事。行く先に着けば、お互いの無事を喜び、交友は変わらない。違う船に乗っている間もお互いの状況を伝え、励ましあえる。だから、今、ここにて私だけが違う切符を持っていたとしても淋しくはないし、孤独でもない。手放さなくてはならない思いの中に「何かにこだわる」ということがある。こだわってるいる自分が好きだから、なかなか手放せない。「こだわる」
2022年12月18日 23:51
シングルのベットが二つ並ぶ部屋目覚めた私は部屋から出るとそこは猥雑な薄暗いうらぶれたアパートの廊下奥から漏れ揺れる裸電球の光りの向こうに数人の男達が見える皆、見知った顔にも思え、恐さなどはない背の高い頬のこけた男性が「喉が渇いた?」「何か買ってこようか?」とやさしく声をかけてくれる男達が「俺は・・・」と口々に注文を言っているのだが背の高い彼の「俺は紅茶がいい」の声だけしか届かな
2023年5月6日 19:40
遠くに隠れる君の消息をそっと風に乗せて小さく小さく届けてくれる素直に受けとる僕は愚かだろう