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夏風/紅すずめ
2023年6月30日 06:58
砂漠の灼熱の乾く街狭間から狭間が現れ狭間に消えて季節のない詩(うた)が落ちる微かな死の音感情も感傷も諦めた文字の憂愁だけがけぶり空がない兎に角急がなくては砂が舞うから人の声も遠い畳みかけられた後悔が砂漠の砂に埋もれても辻褄の合わない言い訳は砂に染みた月の影