大学4年生。休学して、南伊豆に1ヶ月移住してみる。
自分のスキで、どこまでいけるか試してみたい。
今の自分をひと言で表すなら、きっとこの言葉を選ぶ。大学4年生になり、今まで以上に社会へ出た自分を想像するようになった。みえない不安が渦巻く中に浮かぶのは、自分のワクワクやスキに純粋で「大人も面白いよ」と言ってくれた人たちの顔。そんなご機嫌な大人に憧れて、今日もわたしはワクワクとスキで動いている。この南伊豆移住だって、そうやって進んだ延長線上にあったできごと。
今は大学4年生を休学し、全国の編集者の元で修行をしているわたし。自分の「スキ」と「得意」が重なる【書くこと】で長生きしたいからこの道を選んだ。
大学1年からいろいろな媒体で書いてみて、大学2年の後半からフリーランスサイトでライティング案件をとるようになって。
<その時期に書いたnote(自己紹介も兼ねて紹介してみる>
▼大学1年、とにかく目の前のワクワクに飛びついていた。
▼大学2年、PCを相棒に全国を飛び回ってみた。
【書くこと】は続けてきたけれど、今の実力では好きな人と好きな場所で働けるほど、仕事を選べない。社会に出てひとりで生計を立てられるほど、稼げない。自分の未熟さを痛感した。
ピカイチの文才はないけれど、スキという気持ちだけはある。そんなわたしが「書く」ことで長生きするには、どういう道があるんだろう。分からなすぎて、本を読み漁っていたら、ある言葉に出会った。
ただ稼ぐだけの人生は面白くない。書くことに加えて、自分の強みである行動力や好奇心も武器にして歩んでいきたい。さらに読み漁っていたら、次はこんな言葉に出会った。
ヘンシュウ…?? へんしゅう、、、編集! わたしの強みを活かして、【書くこと】で生きていくには、「編集」という技術が必要なのかもしれない。よし、ものは試しだからやってみよう。
でもいざ動こうにも、進む方向が分からなかった。
ネット上にある2次情報ではなく、自分の目でみて、体で感じた情報でこれからの道を決めたい。そんな見切り発車ではじまった休学期間。4月からの3ヶ月間は、福島県いわき市で活動されている編集者の元でインターンをした。
「今から水族館に行って記事を書いてきて」「サムネイルに使うから似顔絵書いてみて」とにかく実践型で、実際に手や足を動かした経験から知識やスキルを吸収していくスタイルだった。
最後には一丁前に編集長を名乗り、医療や地域の情報を届けるフリーペーパーを制作したりして。ボスの「卒業制作として『いとち通信』(下の写真)つくってみて」からはじまり、「何ページでもいいんだよ?」でページ数が倍の8ページになった渾身のデビュー作。場所や時間を問わず、想いを届けられる冊子を世の中に生み出せたことが、ものすごく嬉しかった。
いわきでの濃密な時間が終わった。でもわたしの編集を学ぶ旅は、まだまだ続いていく。別の場所で、別の誰かから「編集」を学んでみたいから。
次の行き先は、南伊豆
きっかけは、たまたまXでみつけたこのイベントだった。
「ローカル」や「編集」という単語にひかれて、興味本位で参加したイベント。面白かったから、登壇した3人のSNSをチェックするようになって。ある時タイムラインにこの投稿をみかけた。
ビビッときたから応募し、受け入れてもらえることになった。
卒論は「関係人口×ローカルメディア」で書こうと思っているから、編集を学べるからとそれらしい理由もある。けれど一番は、南伊豆という土地に自分がワクワクしたからだと思う。人づてやSNSで見聞きしていた南伊豆の人たちと話してみたかった。
まだまだ、を変えていく
南伊豆に行く前のわたしには、“まだまだ”が常に付きまとってくる。
“まだまだ”知らないことばかりの人生。見落としているいろいろな選択肢をみてみたい。選ぶか選ばないかは置いておいて、知っている選択肢が多いことに意味があるはず。
自分で言うのもなんだけれど、文章だって”まだまだ”伸び代だらけなはず。そんな自分の文章をいろいろな人に添削してもらいたい。自分以外の人に文章を評価してもらうことは、とても緊張するけれど、その先にある文章とチャンスのためなら耐えられる。
こんな溢れる“まだまだ”を、南伊豆でならポジティブに変えていけると思った。正直ストレートで大学を卒業して即就職、いわゆる王道とされるレールから外れようがどちらでもいい。大事なのは、自分のやりたいときにやりたいことができて、自分の好きな自分でいられること。
自分の人生だもの、自分で舵をきったほうが面白いはず。そう自分に言い聞かせながら、わたしは南伊豆にたどり着いた。
というわけで7月から1ヶ月間は、南伊豆へ舵をきってみることに決めました。南伊豆のみなさん、1ヶ月間よろしくお願いします!
実はもうはじまっている、南伊豆の日常ハイライト
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