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月のように


わたしは
私が歩んできた道のりを
同じように乗り越えていく事を
伝えたいわけじゃないようだ

では私は
何を伝えたいのだろう
何を届けたいのだろう



優しく柔らかく あなたを受け入れる事
どんなあなたでも抱きしめる事
ただ今ここを委ねてくださる事

裸ん坊の赤ん坊のように
ありのままのあなたをただ抱きしめる事
おぎゃーとなく赤子のように
赤裸々なあなたの言葉をただ聞くこと

お月さまみたいに
暗闇の中で道導のように照らす事

産道からこの世界がみえたとき
眩しい光を感じるように。



いつでも無条件に誰もが受け取れる光である事
いつでもそこにいて
光を受け取りたいと魂が叫んだ時に
光を感じられるよう
そんなお宮のような場所でありますように

広い広い海に浮かぶ月のように




冬至が近いから
そんな事を思うのか
はたまた
私の根底から湧き上がる想いなのか

ゆらゆらとゆらぐ人生の中で
受け取ったことのひとつとしてここに記してみる

さてここからどうなりますやら。

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