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■起業の勝算について

「起業の勝算って、どのくらいありましたか?」

昨晩、インスタグラムの質問箱で面白い質問をいただきました。

「キッズラインを起業した時、どのくらいのシナリオや勝算、確信はありましたか?」

上記質問をいただいて、直感的に出てきた正直な答えは、私の場合は勝算があったわけではありません。むしろ、「社会はこうあるべきだ」というマインドで起業した感じでした。

自分自身の育児と仕事の両立に苦労した経験から、日本にベビーシッター文化を根付かせるべきだという強い想いとビジョンがあったからこそ、スタートを切ることができたのだと思います。

でも、起業というのは大きな金銭的リスクを背負うということでもあります。皆さんも、その部分が気になるようで、

そこで、追加で以下のような質問をいただきました。

「熱意だけで起業したということだけではなく、ランニングコストなどをカバーできる計画はあったのですか?」

確かに、ビジョンだけで起業を語るのは良くないなと思い、以下のようなイメージをしながら


資金面については、こんな風に考えていたことをざっくりですが、お答えしました。

まず、3年目に単月黒字になる事業計画を立てたこと、
それまでは、ざっくり毎月平均1000万円の事業運営費がかかると計算したこと。

そして、キッズラインの社長業と並行して、運営していたオンラインサロンやnote、TV出演、講演料などでありがたいことに毎月300万〜500万円の売上を会社に立てることができたので、残りの赤字毎月訳500万円をシッター事業部でどれだけ縮小していけるか、という金銭面でのリスクは個人で負っていたこと。

当初は、ほとんど自己資金とバリエーション無しでの資本金を数名のエンジェル投資家の方の方に入っていただきスタートし、創意工夫で何度か努力を重ね、

3年目で事業がなんとか計画通りに軌道に乗り始めた頃、資金調達をさせていただきました。

そこからは、社長業と両立してやらせていただいたさまざまなことは一旦停止し、本業に集中し、事業にさらに投資し、今に至ると言う感じです。(ざっくりですがこんな感じです)

私たちキッズラインが起業した10年前は、すでにあるサービスではなく、今までにないものでした、このような「日本にはない新しい文化を根付かせる」ために、10年は続けてみないとわからない、という覚悟はありました。

ただ、最初から資金調達つしてしまうと、私の場合、プレッシャーになり過ぎてしまうタイプだったので、最初の3年は自己資金でできる範囲でやると金銭面はリスクを覚悟していました。

そういう意味で、起業当初は、3年目というのはターニングポイントと考えていたと思います。できる範囲でやるのか、拡大して行くのか、その時決断しようと、まずは粛々と始めました。

起業当初は、全くうまくいかなかったものの、IVSローンチパッドで優勝したことは大きなきっかけとなりました。社会課題にマッチしたことや、女性初のIVS優勝者だったことや、2度目の起業で初心に戻ってプレゼンさせていただいたことなども話題にしていただいたこと、それがきっかけで、利用登録してくださる方が増えて、とてもありがたかったです。

以下が9年ほど前に優勝した時の動画です。

(ビジョンは全く変わっていませんが、一部サービスが改善されて部分もありますので閲覧される方はご了承の上お願いいたします)

途中で国からの利用者への助成が出るようになったり、東京都の1時間3000円の利用者への補助が出るようになったりと、社会の追い風も大きかったと思います。そのおかげでシッターさんの時給を大幅にアップすることができ、「シッターさんの働きやすさや待遇が一番大事だ」「その上での良い育児サービス」という基本理念は今でも大切にしています。(まだまだ改善の余地があり、昨日もサポーターさんにグループインタビューなどを行いました)

それはサービスに関してもで、他人の手を借りることに抵抗を感じる方が多い中、親御さんの笑顔があっての子育てなので、気軽に頼ってほしいという理念にも繋がってます。

道中、皆様にはご迷惑をおかけし、猛省しながらも、辞めたいと思ったこともありましたが、スタッフのチーム力(弊社では「一枚岩」と表現していますが)に押され、全ての経験から学ばせていただきました。

応援し続けていただいた皆様に感謝しながら、事業やチームなど会社をどんどん改善・進化させ、今に至ります。

そんなことを書かせていただきました。どなたかの参考になれば嬉しいです。もし役に立ったらスキを押していただけると嬉しいです。

偉そうに聞こえてしまったらすみません、まだまだやりたいことは山ほどあります。これからも常に初心を忘れず、頑張っていきたいと思います。

インスタグラムの質問箱は、たまにやっているので、ご興味のある方はぜひ

何をおいても、素晴らしいサポーターさんとチームキッズラインのメンバーに恵まれて今があります。これからも頑張りますのでよろしくお願いいたします。

(最後にお願い)

最後に、一つだけ宣伝のようになってしまいますが、まだまだベビーシッター家事代行ともにサポーターさんが必要とされています。お客様に対してシッターさんが足りないというお声をたくさんいただいています。

そして、現在は保育スキルを活かして、時給3000円などで活躍される方も多く、好きな時間に好きな時給で働けること、また、あなたの相性の合うお客様に出会えるなどの点が、サポーターさんに評価いただいています。
ぜひ、あなたの保育スキルを副業やスキマ時間、本業などに活かしてみませんか? 

ちょっと興味があるなぁという方は、ぜひLINE友達から始めてください。最新のオンライン登録会の日程や、先輩の活動の様子などを送らせていただいています。



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