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■ある事業相談〜娘が悩まない社会を

こんにちは、キッズラインの社長の経沢香保子です。

先日、インスタグラム質問箱で、事業相談をいただきました。その事業案が素敵だったので、今回のnoteで回答させていただきたいと思います。(ご質問ありがとうございます)

まずは、質問の全文をご紹介します

産休中の女性医師です。女性の社会進出やシングルマザー、子供のために力になれることはないかと考えてます。妊娠以降、女性は心身も生活も一変するが、理解者は経験した女性同士。娘世代が悩まなくて済む社会にしたい。育児関連で第一線を退いた女性医師を活用、自由診療等で資金作りをしたり、女性の総合クリニックを作るなど。稼げるかもしれない能力を、足りる所から足りない所へ回せるシステム作りをしたい。子関連で女性の人生が一変する事を男性に説く時間は無駄です。女性の力を無限大に活用する社会にしたいです。

インスタグラムへの質問者さん

■ 女性医師の力を活かす新たなキャリアモデル


「娘世代が悩まなくて済む社会に」というビジョン、私も娘を持つ母で、かつシングルマザーなので、強く共感しました。未来のビジョンを持つことも素敵だなと思いました。

実際に、ご自身が産休中の女性医師ということで、妊娠や出産を経験した女性にしかなかなか分からない人生の劇的な変化を体験されたのですよね。

確かに、男性にそのことを理解してもらうことに時間や労力を割いたり、議論や対立構造を作るよりも、その経験を持つ同士が支え合い、理解し合える社会システムを作る方が、次世代の悩みを軽減する鍵となるというのはすごくポジティブで新たな選択肢を生む、素敵なシステムだと思いました。

私自身も、キッズラインというベビーシッターさんと育児に悩む親御さんを繋ぐマッチングプラットフォームを作ったのは、やはり自己体験からでした。自己体験というのは大きな原動力になりますよね。私の経験から少しでもお役に立てるように、どのようにイメージして事業を作ったのか、少し書いてみますので、参考になれば嬉しいです。

■キッズラインの根幹は「保育士さんのキャリアアップ」

私たちのキッズラインは「日本にシッター文化を」というビジョンを掲げていますが、その原点は保育士という職業の在り方を変革することにもありました。

小さい頃、なりたい職業ランキングの上位に入り、憧れる「保育士」という国家資格であり確実にニーズのある仕事。しかし大人になって実際に働いてみると、現実は厳しく、実際には資格を持ちながら、保育の仕事についていない潜在保育士は、調査によると、100万人を上回るとも言われています。

Google検索結果

要因は

  1. 労働環境の厳しさ(長時間労働や人手不足)

  2. 賃金の低さ

  3. 育児や家族の介護など、家庭の事情 

    などが挙げられていますが、
    そこで私たちは、せっかく苦労して取得した免許である、保育士の方々が自分らしく輝き、稼げるあたらしい働き方を「ベビーシッター」という個別保育で提案しました。そこで強みを

・自分の好きな時間に働ける ・希望の時給で働ける

この2点として設定しました。

さらに、集団保育では実現困難な、理想の個別保育を提供できる、一人一人のお客様に手厚く接することができ、感謝される。さらに、ニーズがこれからも伸び、将来性の高いベビーシッターというキャリアを通じて、副業としても本業でもキャリアアップできる道筋を作り上げました。

私たちは、「働く人」の満足度の高さ、多様な選択肢の提示こそが、これからの時代に絶対に必要な要素だと考えています。特にサービス業である上、お子様の未来を担う仕事だからです。それが実現できれば、必然的に高い満足度のサービスが生まれると考えています。

いわゆる、自己犠牲で成り立つ従来の仕組みから、Win-Winの関係性へと進化させたいと考えたのです。

ただし、お客様の負担が必要以上に上がらないように、国の企業型補助制度(1回4400円の利用補助金)や、東京都のベビーシッター補助1時間3000円や、企業の福利厚生などを呼びかけて、個人負担を極限まで減らす工夫もしています。

少し私たちの体験が前置きとして長くなってしまいましたが、

この考え方は、医療業界で働く女性医師にも同様に適用できるのではないかとイメージできました。

■キャリアアップの選択肢を


古い体質や年功序列、時に理解の乏しい先輩などにによって自己肯定感を下げられることや、担当の課、緊急病院や産婦人科などキャリア構築を時間に縛られやすい場所のみではなく、医師免許を活かした新しい仕事は実はたくさんありそうです。

最近では、美容で独立する女医さんも増えてるようですし、時間や場所に縛られにくい他職種にも広げていくことによって、女性医師としての資格を活かし、限られた時間でも感謝される働き方の仕組みを作ることが可能だと思いました。

実際に私たちキッズラインでは、東京で働くシッターさんの時給が10年で170%もアップさせることができたので、ポイントは能力のマッチングだと思います。意外と市場にニーズはあるけどアクセスポイントがないというのは現実世界にある話です。

例えば(素人の私が思いつくだけでも)以下のようなモデルが考えられるのではないでしょうか?

  • オンライン診療プラットフォームを広げることにより場所に縛られない

  • 女性特化型総合クリニックのような発想で女性特有の悩みに応える

  • 医療コンテンツなどの監修などIT業界やコンテンツ産業で活かす

  • 女性産業医を広げることにより企業のダイバーシティーに貢献

  • 製薬会社での商品開発アドバイザー業務のマッチング

  • 医学部受験生向けのオンライン講師

(現実的には難しいものもあるかもですが)素人考えでも、これらは、フルタイムで働くことが難しい時期でも、その専門性を活かせる新たなキャリアの選択肢になり得るのではないでしょうか?

■社会変革は自らの機会創出でもある


「子育てで人生が一変することを男性に説明する時間は無駄」というご意見、私も同感です。むしろ、悩みの当事者や、女性自身が新しいワークスタイルやキャリアモデルを作り上げていくというエネルギーに変えるのは素敵だと思います。

女性に限らず、誰もが持っている潜在能力を引き出し、適切にマッチングすることで、個人の収入増加だけでなく、社会全体にポジティブなインパクトを与えることがこれからの時代では大切ではないでしょうか?

■次世代へつなぐビジョン

「娘世代が悩まなくて済む社会に」というビジョン、私も強く共感します。妊娠や出産を経験した女性にしか分からない変化があります。その経験を持つ女性同士が支え合い、

「稼げるかもしれない能力を、足りる所から足りない所へ回せるシステム作り」というアイデアは、まさに社会変革だなと思いました。

女性の力を無限大に活用する社会。それは決して夢物語ではありません。一人一人の小さな挑戦が、大きな変革につながると信じています

つたない乱文恐縮ですが、少しでも質問者様のお役に立てれば嬉しいです。

最後に

自社の宣伝にはなりますが、保育士免許を持っていて、自分の新しいキャリアモデルを作りたいという興味をお持ちの方、ぜひご一緒に未来を作っていきませんか。私たちの挑戦が、娘たちの世代により多くの選択肢と可能性をもたらすことを信じています。育児に困っているご家庭をサポートする「キッズラインのベビーシッター」に登録(無料)してみてください。

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