HSPの私が人付き合いで工夫していること
この前、私と同じくHSPの気質を持つ人から
「かほちゃんはHSPで何か気を付けていることある?」
「疲れたときどうしているの?」
「周りの人は理解してくれてるの?」
などの質問をいただいたので、その答えを書いてみようと思います。
私が人付き合いで工夫していることは
自分の特性を相手に説明するということです。
(なんか、当たり前のことすぎてごめん)
特に、家族や恋人や親友など、
自分にとって心理的に「重要」なポジションにいる人には、きちんと時間をとって説明をしています。
説明する内容としては以下のようなものです↓
①私にはこういう特性がある
②私はこういう場所や状況が苦手
③だから、そんなときにはこのような対処をとるけれど、気にしないでね。
もしくは、
私は自分の心地良さのために何かしらの行動をることがあるけれど、あなたもあなたの心地良さを選択してね。
というような感じです。
(文章化すると、ややこしくてごめん)
そうやって前もって説明しておくと
言いたいときに言い出しやすいです。
「今、ちょっと疲れたから1人の時間とるね」
「一旦外の空気を吸ってくるけど、気にせず続けてて」
「あと1時間したら休みたいな」
などなど。
家族も恋人も、私の特性を知っているので
配慮もしてくれますし、
いい意味で放っておいてもくれます。
そう、放っておいてくれることが大事なんです。
家族も恋人も、
自分は自分のペースで
このまま、お買い物を続けるから、食事を続けるから、ミーティングを続けるから
あなたはあなたで休んでおいで。
元気な範囲で参加してくれればいいから。
というようなアッサリ感。
1人になることは私にとって寂しいことではなく、むしろ落ち着くことであり、
私が「休みたい」「疲れた」と言っても
誰も心配しないし、悲しませないことは
とても気が楽です。
「あー、かほちゃんはすぐ疲れちゃうからね」
の一言で済む。
そのような関係性を親密な人たちと作っておくことは
自分にとって「安心できる居場所」を作るということ。
最初の説明や
理解を得るまでのコミュニケーションは
手間がかかるしめんどくさいものではあるけれど、
その手間と時間をかけてでも
作るだけの価値はあるものだと思います。
(これは、普通に会話が通じる人同士の話ね。
関係性がこじれていたり、会話ができない人との場合はまた別だと思うから)
そうやって、他者に伝えて、1人の時間を確保できた後は
深呼吸をしたり、静かにただ居るだけだったり、
本を読んだり、自然の中に行ったり
いろいろです。
自分がどうやったら回復するかの
引き出しをたくさんもっているということは
HSPさんにとっては大事だと思います。
HSPの人は共感性が高い人が多いから
自分の行動が、誰かに嫌な思いをさせる
ということを非常にきらいます。
だから、疲れたけれど黙ってるとか
帰りたいけれど頑張って居残るとか
相手に合わせる行動をしちゃがち。
でも、事情を説明して
自分は今こういう理由で休みたい(帰りたい、1人になりたい)んだということ、
あなたのことが嫌いだからでも、
あなたとの時間が楽しくないからでもなく、
自分の生まれ持った性質ゆえだということを
丁寧に伝えれば
相手は理解してくれて
気分を害することも悲しむこともないと思います。
そして、その上で、
私は自分にとって心地いい選択をするから
あなたもあなたにとって今1番心地いい選択をしてね
ということを伝えます。
いうなればそれは、
相手に対して「私は自分のことも大事にするし、あなたのことも大切に思ってるよ」というメッセージ。
そうすると相手も安心するし、
「相手が安心している」という事実は
感受性の強いHSPさん本人にとっても
とても安心することだと思います。
こういう、綿密なコミュニケーションは
HSPの繊細さの活かしたどころ。
エンパス気質の人は
相手の心も自分の心も
手に取るようにダイレクトに伝わってくる。
そのどちらを優先すべきか迷う時もあるけれど、
だからこそ、どちらも大切にするコミュニケーションができると
私は思っています。