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2024’重要イベント4月皆既日蝕を考察(後半)

皆さんこんにちは成田果穂です
この前の前半に引き続き、今回は皆既日蝕の後半をまとめていきます
皆既日蝕は【蝕のむしばむ】の月からのメッセージがとても重要ですから

まず月に焦点をあててもう少し深掘りしていきたいと思います

2ハウスの月滞在度数をあらためて見ると牡羊座19度デス
サビアンでは

【冬に鳥に餌をやる若い少女】

というメッセージで、
意味としては“逆境にあるときでも微力ながらも精神性を高めて
求める相手に自己貢献したい“
という志が高いマインドエネルギーで、
(これからは精神性を高める事が重要だと気が付いている!)というメッセージです
これは地上に住む私達の心情に浸透していきます

しかし、この月を深く考察していくと、デグニティを得ないペレグリンの月なので、その想いは適切な手段に繋がりにくく力不足を内包しているような危い月です
さらにこの月とのエネルギー交換にマイナス要素が持ちこまれていて
いるのは、私達に何を伝えたいのか?デス?

1つ目のマイナス要素
①ドラゴンヘッド付きキロンとコンジャクション(ピッタリ19度)エンゲージメントですから、これは感傷的縁を引き寄せてしまう月です
このキロンの位置が意味深で…
これ、昨年のJの性加害を発端に、タレントや某有名僧呂に至るまでの
性加害暴露が次から次へと暴露されました、、、
キロンの配置とそのアスペクト関連は、力関係の問題を示しているのです

キロンの役割と重要性

キロンは革新変化(天王星)を現実社会(土星)に持ち込む天体です
過去からの傷、トラウマを、新たな革新へと転生する事で、
癒しや救済(医療)に変えるという働きをしますが、
キロンには二者択一のどっちか?選べるというのがあります

ちなみに前回お伝えした、日蝕図注目の水星のルーラーサインのハウスが、7ハウスと4ハウスの信頼の上に成り立つ相手と関係する場所ですから
力関係により気兼ねが必要になる主治医や先生、パートナー、親族などとの間のトラウマを克服するか?我慢するか?は自分次第という事になります
逆にみれば我慢している人がどれだけ多いか?という事にもなるのでは?

2つ目は恒星位置
②凶星の構成セギニスが月にタイト1度差で180度です
セギニスは強い欲望、過剰な傾向、オカルティズムを好む恒星で、月とセギニスがアスペクトを取ると優遇されたい為に間接的な優遇を選ぶことで逆に不名誉と破滅のエネルギーを呼び起こし、それによりジリ貧を招くいう恐ろしいエネルギー…

ということは?
月のメッセージは顕在意識では精神性を高めたい想念を持っているのに、
潜在意識には、それが希望的観測であり、当然無理なことと決めこんでいる…
その根拠には、今更荒立てたくない、外からはいつだって悪影響しかこないそしてそれにより、これ以上傷つきたくないという守りのエゴから来る恐怖心にありそうです
これは地上にいる私達の無意識にある深層心理ですね
(私達は常に天空から御霊が成長できるかを試されています)

ちなみに人間の在り方を説いた【生命の樹】の月の位置は、下から2番目地獄の次です


一番下のマルクトは地獄であり地球である事を表します
私達の魂は、このカバラの樹を上昇する為に一番下の地獄から体験し学ぶ事で、どのように生きる事が至福であるかを魂に刻むことができます

私達の未来(地球)をよくするために自我をコントロールする事が
オアシスである樹の上昇ケテル神の領域の到達に繋がるのですが、
これを阻むのが、月だと言われています…
生命の樹では、月の位置は地獄のすぐ上に位置し、勝利(金星)と
栄光(水星)を使って降りてくるアストラル体が月なので
月は自我と欲の形成そのものです

月を形成する金星の状態をみたところ、日蝕図では金星は1ハウスに居ます
1ハウスはフィジカル(体調)にも関連し金星エネルギーは私達の臓器でいうと腎臓です
東洋医学では「腎は耳に開竅する」と言われ、特に左の腎臓は水分バランスの保つ場所で日蝕図のアセンダントも魚座カスプでリンパ液を指しています
根本は体液とイオンバランスを調節する部位でもあるので外からの印象を取り込むことと身体内の印象とのバランスをとる働きを持つという事で、
その調整が不具合になると耳の不調やめまいの原因となりやすいとされます1ハウス金星にはフュゲイヤ(大量発生)も合ですから、この時期、自己の内側と外側のミスマッチが起こりやすく、それが身体のダメージになりやすく、特に耳の不調やめまいにフォーカスされているので注意が必要です

生命の樹にもどって、
このイエソド(月の位置)では地球上で過ごしているあらゆる生命の感情が作られ地球上で栄光を勝ち取る為には、他者より自分がどんな手段を使っても優れていなければならなく、その状態が生み出す現実が地球であり地獄であるという図です

特に冥王星が金星水星サインに滞在した時代に強く反映されるとされていて、冥王星滞在が一番近い過去の時代は?

水星サインは乙女座冥王星時代1957年や1971年頃~
金星サインは天秤座冥王星時代1971年~1984年頃~


(冥王星水星サイン時代)1957年や1971年頃~経済高度成長期・物質至上主義時代この時代は全てが社会のレールに従い経済成長の陰で適応できないモノは全て切り捨てられ偏差値という数字で人の価値を処理する言葉が出てきた時代です。また原発や水俣病、四日市ぜんそくなど公害病の発生や問題化した時代です

(冥王星金星サイン時代)時代1971年~1984年頃~ロストジェネレーション・孤立時代この時代はバブル崩壊後の就職氷河期時代で努力しても報われない頑張っても意味がないロスジェネ時代で、本音を話しても通じない世の中となり心に閉じ込めて生きた心病が増えて時代です

月のポジションはこれまでの環境や習慣に根付く配置で、月のアストラル体に染みついた形となり、身分の高い人だけが特別扱いされるマインドから抜けられない社会制度や物質的に恵まれたものだけが優遇される事が当たり前と刻まれてきたので、それ以外は諦めと守りがオートマチックに反応してしまうのは当然かもしれません…

今回の日蝕図では月は7ハウスのブラックムーンリリスとも150度と
意味深です…
ブラック・ムーンリリスは根源的な恐れ、満たされない欲求等で月が帰属意識だとするとブラックムーンリリスは、得られない安心感や豊かさの幻想のようなもの…
月は、母親を具現化する天体でもあり、母父(一番身近な祖先)から得られなかった閉じ込めた圧迫欲によりクリアできない状態が7ハウスが示す投影を通じて具現化するという配置です…
しかし150度の意味からすると、投影される人に内在する母親を通じて訓練しますから親体験が投影された、例えばパートナーだとするとパートナーを通じて体験訓練となるお題をパートナーが演じるという事になるので、
全て自分の魂が成長する為におこっている現象を理解しなければならないという事になり、それが理解できれば外に原因があるという恨みや恐れの波動が消滅するという事になります

月とブラックムーンは150度のアバージョンですから都合の悪いものは見たくない、もしくはそれすら自己都合でスルー(死角)をすればするほど
150度の訓練を生かすことができない月になっていきます

人の命よりお金が大事だった時代が習慣化し、DNAにも浸透するほどの長い年月を私たちは超えてきた訳ですから、本来あるべき心の姿を失ってしまっているのは仕方のない事ですが…
大きな変換期がやってきた訳ですから、本来の真理の元に帰るチャンスと捉え、書き換えて古い時代の垢を、自から洗い落し、縦社会で叶わなかった、内在にある真実に宿る希望を叶えていく時です

そして自分が誰のどんな役に立つ存在かにたどり着く事で自己を確信し自信を得ていく事に繋がっていきます

月は私達に【冬に鳥に餌をやる若い少女】をお願いしているのですね

生命の樹での月と金星を結ぶパスにはタロットカードの17番希望が割り当てられています
希望のカードは水瓶座が対応していて絵柄は裸体の女性が水瓶で水を汲んで五感に流し込んでいる絵です

裸体は、まとっていた鎧を脱ぎ捨てて内側の真実に目を向け事ができれば
天空の8つの星のエネルギーを取り込むことができ活用できるという絵です
このカードの一つ手前が16番の塔のカードで、塔のカードは今までの価値観を解体する事で、この17番希望に繋げます

そして夜空の星の光の8の数は偶数ですから内側の在り方次第で希望が叶います?という意味ですね

よい週末を!


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