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衆院選は、推し活で!
選挙は「推し活」だ!
衆議院議員選挙。定員数465名、その枠を争って1000人以上の候補者が様々な政策を掲げ熱い思いを持ち立候補する。
その中から「この人、推せる!」と思った人に、私たちは一票を投じる。
衆議院議員選挙は小選挙区比例代表並立制。自分が住んでいる場所に該当する選挙区に立候補した候補者の中から一人、そして、比例代表候補を出す政党を一つ選ぶ。
もし、自分の選挙区で推せる人がいなくても、全国の289の選挙区、そして全国11のブロックからなる比例代表の選挙区を探せば自分だけの推しがきっとみつかる。
なんてったって衆議院。
現首相である石破茂候補をはじめ、ドキュメンタリー映画の主役として取り上げられた小川淳也候補、UFO議員という異名もある浅川義治候補、共産党で女性初の委員長となった田村智子候補も出馬。
そうした議員を務めたことがある面々に加え、種々雑多な生い立ちを持つ候補者たちも政策を研磨させ選挙戦を戦う。オールスターが全国に散り、その中で当選した議員から総理大臣も選ばれる。
いざ、推し活
自分の選挙区で推せそうな人がいたら、その人に会いに行ってみる。もしくは、選挙ドットコムなどのサイトやSNSなどを活用して、推せる人がみつかったら、その推しがいる選挙区に行く。
ライブを見に行くように、街頭演説を見に行き、握手会で推しと触れ合うように、候補者と握手をし、ツーショット写真を撮る。自分の思いや疑問を投げかけ、聞きたいことは何でも聞けるし、こんなことをやってほしいと要望もできる。
「推しのことを、もっとたくさんの人に知ってほしい」、「推しの活躍に貢献したい」と思ったら、SNSで推し候補の魅力を発信したり、ボランティアスタッフとなって、推し候補の思いや政策が書かれたビラを街頭で配ったり。
そんな中で、同じ推し活仲間と出会ったり、足を運んだ選挙区でご当地料理を食べたり、観光もしてみたり。(実際、選挙ボランティアをきっかけにお付き合いが始まる人もいるとか…。)
国会議員は箱推しで!
国会議員とは、「全国民を代表する」人たち。(日本国憲法第43条)
つまり、今回の衆議院選挙で言えば、北海道1区選出の議員から、沖縄県4区選出の議員まで、小選挙区選出289人+比例代表選出176人=465人まるごと全員私たちの代表。
私たちの意思を代表し、税金の使い道を決めたり、法律を作ったりする。
その人たちは、なるべく全員推せた方がいいと私は思う。
「この人が私たちの代表です!」と胸を張って、日々納めている税金の使い道を託せる人たちであってほしいし、私たちが暮らす国のルールづくりを任せられる人たちであってほしい。私たち国民に真摯に向き合って、未来のことを考えている人なら、意見や考え方は違っても応援したいと思える。
でも、中にはその代表にふさわしくない議員もいる。
女性活躍を推進する総務省の大臣政務官(大臣、副大臣に次ぐ重要ポスト)が女性を差別する発言を繰り返していたり、国の財政を司る財務省の副大臣で税理士資格も持つ議員が税金を滞納していたり、国会で最大議席を持つ政党で裏金が横行していたりということもあった。
挙げていけばキリがないほどの不祥事、差別発言、法律グレーゾーン、もしくは完全に黒の議員がメディアで連日報じられている。そして、そんなことがあっても謝らず、そればかりか事実をうやむやにしてしまう議員も多くいる。
Z世代の政治家のイメージとして45.5%が「不正がある」と答えたのも、嘆息すると同時に、どこかで腑に落ちてしまう今日このごろ。
(参考:Z世代の政治に関する意識調査 2022年版 )
だからといって、政治に背を向け無関心になったところで、その状態は改善されず、ほったらかしにしてしまえば更に悪化していってしまう。だからこそ、そんな人たちには、きっぱりNoをつきつける。
「あなたは推せない!」
Noをつきつけるやり方は、推せない候補者には票を入れずに別の(よりマシな)候補者に投票し「この人だけは嫌だ!」という人を落選させる、文章でおかしいと思ったことをSNSを使って投稿する、実際に会って「これっておかしくないですか」と言いに行く(かなり勇気がいるかもだけど)など、いろんな方法からできる範囲でやればいいと思う。
そうやって、箱推し=国会議員全員を応援できる状態に近づけていく。
選挙活動期間が終わったら、開票速報を見る。テレビやラジオ、YouTubeなどいろいろな媒体が、それぞれの色を出して開票番組を放送している。
自分の推しは当選したか、ドキドキしながら見る。
推しが当選していたら全身で歓喜し、落選していたら肩を落として落ち込み、「そんなぁ…!」と叫喚する。そうやって思いっきり選挙を楽しんでみる。
10月15日に幕を開けた第50回衆議院議員選挙。この日をはじめとして、推し活を始めてみるのはいかがだろうか。
推し活ステップ
1.見つける
・選挙情報サイトである選挙ドットコムや、国政政党のHP(選挙特設ページ)から、自分の選挙区の候補者、または気になる候補者を探す。
・選挙が公示されると、各地に設置されたポスター掲示場に候補者ポスターが貼られていく。そのポスターを見ることでも、どんな候補者が立候補しているか知ることができる。
・また、駅前など候補者自らビラ配りをしていることもあるので、各候補者のビラをゲットし、読み比べてみる。
2.会いに行く
・「この候補者に会ってみたい」と思ったら、SNSなどで候補者の街頭演説や演説会などの予定を発信していないかチェック。
・演説予定をつかんだら、聞きに行く。
-街頭演説は、誰でも撮影することができるので、撮影するもヨシ。YouTubeなどの動画投稿サイトに投稿するもヨシ。(著作権法の40条で、政治上の演説は誰でも利用できる旨が書かれているが、「編集して利用する場合を除き」という但し書きがあるので注意。また、一般の人が映らないように配慮するのも大切。)
-演説終了後などに、候補者に話しかけてみたり(挨拶をしてみたり、演説を聞いていてわからなかったことや、気になったことを質問してみたり)、写真撮影をお願いしたり。
3.参加する
・ボランティアの募集は政党や議員のHPから申し込んだり、実際に演説場所に行ってボランティアしたいと伝えたりすればできるらしい。
下記は、各政党のボランティア募集ページ。筆者が該当ページを見つけられなかった政党については党のHPのURLを貼った。候補者個人のHPから申し込みが出来たり、事務所にボランティアについて問い合わせてみるのも手。
自由民主党 https://www.jimin.jp/involved/
立憲民主党 https://cdp-japan.jp/volunteer/election2024
日本維新の会 https://o-ishin.jp/join_ishin/
共産党 https://www.jcp.or.jp/supporter/
国民民主党 https://team.new-kokumin.jp/evinfo/
れいわ新選組 https://vh.reiwa-shinsengumi.com/
社会民主党 https://sdp.or.jp/volunteer-entry/
参政党 sanseito.jp
みんなでつくる党 https://www.mintsuku.org/join/
日本保守党 https://hoshuto.jp/
安楽死制度を考える会 https://honshitsu.org/
推し活をするにあたって、選挙期間中の注意点
選挙活動を行うにあたって、そのルールを示した公職選挙法は色々と細かい規定がある。SNSを使って推し活をする際や、推しのアピールを友人にするときにも気を付けなければいけない点がいくつかある。
例えば、候補者のビラは証紙という紙が貼られたものしか配ってはいけない&街頭演説を行っている場所、個人演説会、選挙事務所内、新聞折り込みでしか配ることができない。
また、SNSでの候補者への投票の呼びかけは投票日当日には行ってはいけない、ラインやフェイスブックをはじめとしたSNSでの選挙活動は良いが電子メールはダメなどなど…。
いろいろ面倒で、私も未だによくわからなくなったりする。
というわけで、下記に注意点についてわかりやすく解説されていた記事を貼っておくので参考にしながら、楽しく推し事ができればと思う。