「13歳から鍛える 具体と抽象」
細谷功 著「13歳から鍛える 具体と抽象」を読みました。
ちょうどフェス…もとい、学年PTAで高校入試説明会があり、書く力と読む力がより求められる試験ですから本を読みましょうと先生様から訓示をいただいたのだった。
さっきそんなような本を買ったなKは、と思いながら帰って読んで連休が終わったんだけど、要は経験と知識(具体)がなければ抽象もないなといったなんとなく今までもやもやと考えていたことが書いてあった。
Lの考え方が小さい頃からもう抽象で、丸暗記などを好まず中学まではそれでもなんとかなったが高校で行き詰まっている(本人は自覚がないけど)。だもんで具体をもっと習得する(暗記の重要性を理解する)必要があったんじゃないか、してないわけじゃないけど。だからこの本は13歳からなんだな。
本のなかで暗記物中心の受験勉強は具体と書かれていて、Kは高校受験のときLに受験勉強(具体レベルの勉強)をしてほしいと伝えたがヤツは汎用性のある解き方を考えるとか、それって抽象ですよね、間違っていないが中3の正月にやることかよって話。英単語の暗記は具体だし文法は抽象、とするとLが単語が先か文法が先かと悩んでいたのも、その布石だったわけで。
具体に重きを置かない若人には手を焼く一方、抽象化ができない大人も厄介でコミュニケーションが取れない相手は違う階層にいるとは言い得ている。
読解力って抽象と具体の階層を行ったり来たりする能力のことかと。コミュニケーションも読解力がカギなところがある。
うまいこともやもやを説明してもらった感があるが、やはり説明しづらい事象の話、分かりづらいところもいくつかあって自分で図を描いて整理しながら読んだ方がいい。図がたくさんあっていい面、図示されると余計分からんのはKの頭が付いていかないだけだがだからこそノートをとって読むのがいいのかも。