スカイキャッスル(日本版)最終回
終わってしまった。うつくしい松下奈緒をもう見られない。寓話的なシンデレラとか白雪姫とかそういうジャンルのドラマだった。
未久は自演ではなかったのでKの予想は外れたが、あの秘書の人はあの派手なクルマで来ているだろうから目撃情報が全くないというのも不自然な話では…。ないだろうか…。紗英があんなに目立つ奥さんなのだから、あの家にあの派手なクルマが何度も出入りしている…とはご近所さんらはうっすら認識していると思うんだけど、舞台装置と思えばそんなものかも。主要キャラ以外はいないことになっているやつ。
最後の3話ほどはフローチャートをやってるだけになっていて、デフォルメが激しくて、もう少しおかあさんたちのドラマを見たかった物足りなさがある。大人たちがそらちゃんに食われたってことかもしれない。メアリージュンがただいただけっていうのももったいないし(武蔵三郎の時あんなにかっこよかった…のに…)。
しかしながら、浅見家が未久の携帯を出すことを決めたシーンはとてもよかった。スカイキャッスルを出て行くシーンも。
こだわっていたことを手放すというのは幸せなのかも知れない。ということは能力以上の高望みとか欲をかくとだんだんおかしくなっていくんだろう。しかし、手放して幸せになれそう、と思ったであろう紗英に九条先生が言った言葉な、未久を殺したのは父親に事実を伝えなかった紗英であると、オマエ改心したからってこれまでのことがチャラになると思うなよ、と示唆して終わっているのがこのドラマのきちんとしているところだ。
木曜日は来週からは普通の木曜日になる。