🎩私の中のBLの定義💕

BL好きが高じて、ジャンルが多岐に広がりつつあるので、一般的にはBLではないけど、私の萌え感に触れてBLとして面白そうと思った作品までもBL扱いしているので、不快な思いもする方もいらっしゃるかもしれない。ここで、ひとつ私の中での【BLの定義】をキチンと記しておこうと思いこのページを書きました😃

⭐️古きよき時代から既に存在してた

そもそも、私は《男の友情・嫉妬》は、もうBLだと思っている。

『ルパン三世』のルパンと次元などは典型的な男同士の阿吽の仲で、私のなかではそこはもう【BLな関係】なのだ。小学校の時にこのアニメを見て不二子ちゃんとのやり取りよりもルパンと次元がタバコの火をわけ合うシーンに萌えていた。

ちょっと古いけど、『俺たちの勲章』の中村正俊と松田優作の間柄も『傷だらけの天使』の水谷豊と萩原健一の舎弟関係も何かと言えば肩を組んだり、後ろから羽交い締めでふざけたり、振り向きざまにキスまでしたりしているのは「もう～イチャイチャしちゃって💕」となるのである。こんな美味しいドラマが当時から普通に放送されていたんだから。それをほくそ笑みながら、キュンキュンして観てたなあ😃

任侠物のドラマでも、兄貴のために体張って飛び込んでいくチンピラくんも愛に溢れている🎵

スポ根ドラマに良くある、ライバルへの感情「常に意識する存在で、負けたくないが、失いたくない」「自分だけを見ていてほしい」「第三者が割り込んでくるとムカつく」とかってもう、萌えの状態😃疑似恋愛に他ならない‼️

⭐️「一般」とされている作品に潜むBL

『昭和元禄落語心中』では菊比古が自分とは対照的な明朗快活な助六を羨望と嫉妬を抱きながらもその背中を追い続け、みよ吉との三角関係の中でも助六に対して憎悪どころか哀悼と寂念の思いを募らせ、後を追おうとさえする。それだけ助六は菊比古の片割れで、その存在がなければ自分を生かせてゆけないほどの存在なのだ。そこには私なりのBL要素がちゃんとある。

『BANANA FISH』では、アッシュは基本ゲイではない。幼少時の不遇な環境が彼を男娼に仕立てあげただけ。彼自身は初恋は女の子だったし男を欲することはない。英二にしても、うぶで体験してなかったようだけど男を対称に見てはいない。そこにはアッシュと英二だったからこそ生まれた感情（愛とひとことで表せるかは疑問）で結ばれた感がある。

『さんかく窓の外側は夜』はもう一捻りある。
「霊が見える特殊能力を持つ」複数の登場人物が社会の隙間に取り残された「成仏できない魂たち」を救いたいために暗躍するというストーリー。
そもそもはBLのカテゴリーでなくても成り立つプロットなのが、出版側のテリトリーがBLだった為に、そこにBL要素を入れるに当たって【恋愛じゃないけどお互いが必要としている存在】の冷川と三角が、【魂が触れあう瞬間にエクスタシーを感じる】と設定を作ることで条件をクリアした？感がある。結論から言えば物語の必然性から見たら、【エクスタシー】は無くても成り立つ物語だけど、この微妙な設定があるのとないのとだと、断然あるほうが萌え・・ちゃうのである

『鹿楓堂～ときいろ日和』はイケメン４人が和風カフェを切り盛りし、美味しい食事とスイーツで訪れる人々の疲れを癒し幸せにするという物語。
店長のスイと陶芸家でシェフ担当のときたか、自慢のラテでカフェを担当するグレ、スイーツ担当の椿の４人。ときたかは繊細な気遣いのできる人で、スイの苦悩を唯一知る人物。双子の弟や本家との確執に疲れたスイにさりげなく助け船をだす内助の功ぶりは「むふ♥️」と思わせるBLっぽさなのである。コミュ症で神経質な椿は口が悪いが、そんな悪態に動じない飛びきりプラス思考のグレと良いコンビ。本人は気づいていないがグレといると本音を語っているところはやっぱりBLっぽい。

⭐️ゲイでもホモでもない男がBL化する

男が男としての相手に特別な感情が生まれ、それがなんなのか？と自問自答する。そこから疑似恋愛が始まってボーイズラブとなる。
BL小説やBLコミックにはよくある設定。

『囀ずる鳥は羽ばたかない』にもあって、矢代は義父からの虐待と言う形で男からのセックスを覚えさせられてしまったがために性的な処理の対称が男になっただけ。
女とヤっても満足が得られず性的対称としてはホモになってしまった。

百目鬼に「そんな感情女が好きも持たないうちから親父にやられてたから」と本人も語っている。
影山への感情も最初からあったわけではなく、孤独だった高校生活の中で矢代の体の痣を気にかけてくる影山に「出たよ、絆創膏男」と鼻で笑っていた。
そのうち影山が火傷フェチと知って「ちょっとしたお返し」程度の気持ちで自分のタバコ痕を触らせてやる。
それが回を重ねるうちに
「触らせてやってるのか自分が触られたいのかわからなくなった」
時点で感情の変化に気づいた矢代はこれはひょっとしたら恋なのかもしれないと思い込む納得するのである。
矢代にひとめぼれする百目鬼にしてもゲイと 自覚しているわけではなく妹が父からの性的虐待を受けている現場を見てしまいセックスそういう行為を拒絶インポするに至る。
それが矢代の影山への感情や自虐的なセックスをみるにつけ次第に「どうして俺はこんなに腹が立って、少し苦しいんだろう」と思うほどに恋に到達してしまうのだ。ここには「男」としてよりも「人」として、
相手の傷に寄り添う気持ち＝恋
の図式がある。

BL小説でも木原音瀬氏の『美しいこと』では、ストレス発散の為に元カノの持ち物で女装をしていた男がひょんなことから、同じ会社の真面目男と付き合うことになってしまい、挙げ句の果てに男とばれてからも恋に悩むというストーリーでそこには「もしも彼女が男でも、あなたは愛せますか？」というテーマが隠れている。
人として好きならば男女の壁は越えられることに焦点を当てている。

⭐️既に男同士の枠からはみ出すBL

表現のモラルの変化は著しく、BL創世記は【耽美】と言われる男の子同士の淡い初恋ベースだった。『ポーの一族』『風と木の詩』でせいぜいキスシーン止まりだったのが進化を伴いセックスシーンが許容され始め、今や性器の描写まで許される時代になった。

そして、表現の自由はその先が求められ始めたことによって、同性愛どころか、人と人以外（動物、恐竜、幽霊、死神、悪魔、吸血鬼など）はたまた性別を男女だけでなくオメガバース（Ω、α、β）なども出てきた。

『暴君竜を飼い慣らせ』は美男子ベジタリアンと竜人王との恋愛で、【美女と野獣】に定番のベジタリアンが危機に陥った時は、恐竜に変身して護る❗️もうこの構図がキュンキュン💕
GODZILLAがモスラを護る為に傷だらけになりながら戦うのに涙したのを思いだしちゃうぐらいの萌えなのだ🎵

これからも、いろんなジャンルに興味が尽きないので勝手にBL扱いで書いていくと思うので、よろしくです✨