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【おすすめ本】疲れた夜に、無心で読みふけってしまった、ゆるめの3冊。
季節の変わり目のせいか、ただの燃料切れのせいか、
どうにもこうにも、調子が乗らない夜がある
「夜の時間にやりたいこと」「やったらいいこと」は山ほどある。
例えば、英語の勉強とかランニングとか筋トレとか・・・
でも、どれもやりたくない。だからと言ってスマホをだらだらみるのもちょっと違う。(罪悪感とか、情報をもう入れたくない感じとか。)
そんなときに、一番効くのが「ゆるめの読書」である。
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ここ最近の疲れを、ふわっと癒して、じわっと心をあたためてくれる
こんな自分も、よいではないか。
と思わせてくれる、そんなおすすめの3冊を紹介したい。
おすすめ本①:『すーちゃん』
まず、おすすめなのが『すーちゃん』。益田ミリさんの代表作の一つ。
益田ミリさんの「すーちゃん」シリーズは、30代の独身女性すーちゃんが、仕事や恋愛、人間関係の中で感じる葛藤や小さな幸せを丁寧に描いた物語です。
すーちゃんはカフェで働きながら、何気ない日常の中にある喜びや不安を見つめ、自分自身と向き合い続けます。
すーちゃんのひたむきで等身大の姿に共感し、温かくも切ない気持ちになるでしょう。どこか自分にも当てはまるような、心に沁みる一冊です。
職場のカフェでマネージャーに淡い恋心を抱く
今の自分を変えたいともがく、自分探し
独身の将来を漠然と不安になり、老人ホームの広告に目がいく・・・
まさに、30代の同世代の共感度120%をついてくる、それでいてじわじわ元気が出てくる一冊。
おすすめ本②:『どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心』
さて、すーちゃんのシリーズ2作目。タイトルに惹かれるこの一冊。
「しれっと嫌なことを言ってくる人」
「しれっと自分だけ得するように動く人」
どこにでも、だれにでもいる「どうしても嫌いな人」
考えたくないのに、ふとした瞬間に頭に浮んでくる「嫌いない人」にモヤモヤする経験、誰にでもあるのではないだろうか・・・?
すーちゃんが「嫌いな人」との関わりをテーマに描かれた一冊。日常の中で避けられない人間関係のもつれや、どうしても好きになれない相手との接し方について悩む姿がリアルに描かれています。すーちゃんが自分の気持ちに向き合いながら、心の葛藤と成長を描くストーリーは、読者に共感と勇気を与える作品です。
誰しもが経験する「嫌いな人」との関係に対するヒントや自分の感情の扱い方を、優しくも率直に教えてくれます。読むときっと、「自分だけじゃないんだ」と少し心が軽くなるような感覚を味わえるでしょう。
そんな嫌いな人を、すーちゃんはどう扱うのか。どんどん読み進めてしまう一冊。
まさに、読むと心が軽くなる。元気になること間違いなし。
おすすめ本③:『結婚しなくていいですか。』
どんどん鋭くなるタイトル。
このタイトルから何を連想するだろうか・・・?
思わず、手に取ってしまった一冊。
・このまま独身で老後を迎える不安にさいなまれるすーちゃん
・寝たきりの祖母を母娘で介護しつつも、結婚を焦るもうすぐ40歳のヨガ友のさわ子さん
それぞれの事情をかかえながらも現代の結婚観や独身女性のライフスタイルについて、リアルな様子が見える一冊。
『結婚するしない』に付随する、子供・介護・老後・キャリア・・・と深すぎる問題たちを独自の目線でやさしく掬い取ってくれる一冊。
読み終わった後には、
いろいろあるよね。そう、いろいろあるのだ。もう、生きているだけで十分だ。
と、「いま」に立ち返れる作品。
そんな大好きな3冊を今日は紹介してみました^^
読書の秋、もりもり読書に励む傍ら、こういった脱力した本の良さが心に染みている今日この頃。
では、また!
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