肩書き以上に『できる人』の強み。
とあるリアリティー番組(nontitle)のMCが、出演者のメンバーをみてこんな話をしていた。
これを聞いて、「ああ、わかるわかる。」と思わず思ってしまった。
「会社を何社経営している」とか、「年商〇〇億円事業を経営している」とか。
インパクトの高い経歴は人を圧倒的に惹きつけるのは事実。
しかし、掘り下げてを見ていくと、結局自分では言うほどできない人が割高な確率で出てくる。
私の周りでも、実際に仕事で関わってみると、思ったほど実務的な能力が伴わないケースが結構あった。
一体なぜこんなことが起こるのか。
肩書きがひとり歩きする人
例えば冒頭の経営者の話。
経営者という肩書きを持つ人の仕事が「事業を動かすこと」であり、「実務をこなすこと」では無い、というのは大前提の話。
そもそも、指示や管理には長けていても、現場での実行力が求められるわけではない。
とはいえ。
肩書きで惹きつけられた人は当然、その人の能力に注目する。
しかし、肩書きが一人歩きする人は、能力以上に
のように思ってしまう。
経歴に含まれる成功は、必ずしも本人の実力だけで成し遂げられたものではない。
運やタイミングに左右されることが実際はとても多いように感じるのだ。
変化の多い今の時代では特に、常に同じ結果を生み出せる可能性は低くなる。
となると。
結局、ビジネスの場面においては、肩書きに惑わされず、行動や姿勢から結果を出せる人なのかどうかを見極めることが重要だと感じた。
「本当の自分」がわからなくなるとき
反対に、
と不安に思ってしまう対照的な症状もある。
これは、インポスター症候群と言われ、特に女性の実力家に多いと言われている。
自分の成功を偶然や運の産物だと思い、自信を持てなくなることである。
私自身も、肩書きが増えるほどに、
と不安になることがある。
これは、自己肯定感やモチベをずるずると下げてしまう。
成長を妨げる一因となることもある。
特にフリーランスや個人事業主では、会社の肩書きがない分、自分の実力を証明するには、行動や言葉に重みが求められる。
だからこそ、時々この不安に押しつぶされそうになる。
「自分を持っている人」になるために
肩書きが一人歩きする人と、インポスター症候群寄りの人。
このように極端な人もいれば、実際はこの中間のグレーゾーンの人が多いと思う。
肩書きが一人歩きする人には「中身がない」感じがするよね、という話を、
最近とある企業の重役と話していた。
結局のところ、
という個の部分が大切になる。これは本当に強く、強く感じる。
自分の肩書きや経歴に頼るだけでなく、その背景にある「本当の想い」みたいなものが大事。
ビジネスの場面で言えば、
という自分の情熱やストーリーを意識的に伝えることが大切になる。
自分を見つめ直すための毎朝の時間
毎日仕事にプライベートにバタバタ過ごしていれば、当然自分を見つめ直す的な時間は出てこない。
だからこそ、意図的に自分を振り返る時間をとっている。
私の場合、それが毎朝のジャーナリングの時間である。
結局は、定期的に自分を見つめ直すことが何より大事なのだ。
肩書きや実績は二の次である。
常に結果を出すためにどう努力するか、そして、そもそも
目の前のことに取り組んでいるのか、を問い続けていきたいと思った。
そんな今日この頃。みなさんはこんな経験ありますか・・・?
では、また!