【肩書きのない世界】での最高に贅沢な4時間の出来事。
猛烈に忙しい土曜日勤務を終えた19時過ぎ。いつもは足早に直帰するのだけど、
ということで。
赤坂でおひとり様でもいけそうなお店をぶらぶらと探していたところ、目についたのが
名前とはうらはらのおしゃれな店構え。
と、店の前に出ていた黒板でメニューをのぞいていたところ(優柔不断。)カランとドアが開き
と、招かれるままに入ってしまった店内は、なんともオシャレな空間。予想外!笑
店内は、カウンターと奥に席も数席。グループ客が楽しそうに食事をしており、おそらく一見さんは私1人。
隣には、何やら1人でコース料理とワインを堪能している紳士。(歳のほどは40代半ばくらいであろうか・・・)
さてどうする。
・・・と、ここから始まった4時間が、とっても幸せでどこかに記録したかったので、今日はそんな話をします。
肩書きのない世界での共通言語は。
とりあえず、ドリンク(泡)をお願いし、ひと息。
なんともオシャレなのだけれど。
なぜか、そこにいる店主やスタッフさんがいい意味でオシャレすぎないので何だか落ち着く空間(いい意味で!笑)。
おしぼりがローズマリーの香りする感じが、清潔感もあって心地よい。(匂いフェチ。)
でも、
店主がおしゃれすぎないから、話しやすい。
そして、どこか暖かい。(いい意味で!2回目 笑)
聞けば、店主は北海道の北見から東京に出てきて、あれやこれやと色々経験した腕の確かな料理人だそうな。
料理メニューのどれも美味しそうだし、他のお客さんに出しているのを横目でチラチラ見ても、どれも本当に美味しそう。(語彙力!)
ひとまず【前菜の4種盛り】を頼んだのだけれど。「この値段でこんなに夢と好きが詰まった盛り合わせはあるのか!」っていうくらい、魅力的な一皿目が到着(拍手。)
もう、この時点で大好きになってしまったのだけれど。
一つ一つの料理の説明から、愛の詰まった料理に幸せを体感。
で、こんな想像以上のものを頂いてから、次何を頼もうかとメニューを見ていると、
何とも目に付く一品。うむ、もうこれしかない。
まず、ステークアッシェって何?
だし、何だかすごそうで。これしか目に入ってこないので、頼んでみる。
すると、隣の紳士がすかさず
とそっと一言。(おお!急に!笑)
で出てきたのが↓
食べてみると、本当に驚き。
「えええええ・・・!」
そう、ハンバーグではない。ハンバーグより肉!蝦夷鹿!!(もう、語彙力の限界なので、ぜひ食べてほしい。絶対食べてほしい。)
この一皿を境に、お隣の紳士と話が弾み始める。
実はこの紳士と店主は古い付き合いで、店主が前のお店をしていた時から通っていたのだとか。
で、普段は地方にいるのだけれど、こうして都内に出張の際は立ち寄るのだとか。
で、こんな感じでフランクに話してくれるので、どんどん話していく。
すると、お互いの仕事の話へと話が発展したところで、どんどん明かされていく衝撃の真実。
実はお互い医療従事者。(おおお!)
しかも、決して病院内では対等にフランクに話せない、レベチな世界のすごい人だった。(ものすごいご経歴のドクターと私、いちPT)
ただ、お互い立場や経験は違えど、ここで話せるのはお互い知らないもの同士だからこそ話せる本音。
もし、ここに同じ職場のメンバーがいたり、お互いの経歴を熟知してるもの同士であれば、話せない想いやあれこれ。
話せば話すほど、共感の嵐で話が止まらなくなり。(失礼は承知の上。)
食べれば食べるほど、美味しい料理に悶絶。この場では、これだけが共通言語。
この店主が繰り出す料理と空間が、引き合わせてくれた素敵な居場所。
何だか、本当に最高に贅沢で楽しい時間だったのだ。
これから大事にしたい『居場所』。
人生って、本当に偶然とタイミングでできていて。
今日こそ、そのタイミングが本領発揮をしたのではないかと思う。
なんの肩書きもない世界で、店主こだわりの料理と素晴らしくペアリングされたワインたちを目当てに、たまたま集ったものたちが、出会う素敵な空間。
こういう、肩書きやその他いろんな壁をとっぱらって、本音でフラットに話せる仲間と出会える場ってなかなかない。
しかも、しかも、店主の前田さんもスタッフの方も本当に暖かい。こんなに人を幸せに出来るって本当にすごい。
しみじみと、幸せだなぁ、、、と思ったので。
今日はこんな感じでまとめてみました。
最後になりましたが、最高な空間を出会わせてくれた【前田食堂】さん。すてきな時間をありがとうございました^^
個人的に、デザートのフォンダンショコラと、デザートワインも、本当にドストライクだったので最後に、、、🥰