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吹き飛ばされちゃうくらいの小さな家で

今日は大雨で、家が吹き飛ばされちゃうんじゃないかと思うくらいの1日だった。

私の家は築50年以上の小さなぼろアパート。でも、内装は丁寧に掃除されていて、とても小綺麗な感じ。大家さんもよくお掃除に来てくれていて、大切にされてきた家だということがわかる。




この家の決め手は、南向きの大きな窓だった。世界一周している時、世界中どこでも、どんなに安くて古くて条件の悪い場所でも、朝日で目覚めることができる日は幸せな気持ちになった。

朝日とともに起きて、のんびり過ごす。ベッドの上でぽかぽかとのびをするのが最高だったし、自分で家を借りる時には必ず南向きに大きな窓がある部屋にして朝日で目覚めたいと思っていた。

ただそれだけで入居を決めたので、いくつか不具合もあったけれど、建築を学んでいた彼と一緒に住んでいるので私には思いもつかなかったような工夫で数々の不具合を乗り越えてくれた。

「こんなに家できもちい〜〜〜っていう人いないよ。」

と言われて、この部屋を想像以上に気に入っているんだなと思う。




雨の日には、雨の音で目を覚ます。天気のことが前よりよくわかるようになった。天気と体調が密接であることだけでなく、天気は心とつながっているっていうのもあながち間違いじゃないんだってことに気づく。

いい歌が歌える日は大体晴れていて、体調もいい。

そういう日に生まれる歌は、これから何度でも歌いたい。




今日は吹っ飛んじゃうんじゃないかっていうくらいの雨の1日だった。天気にもこういう荒れ模様があることを受け入れてちょっとだけ安心する。私の心だっていつも穏やかってわけにはいかないけれど、それはそれで自然なことなのかもと思ったりする。

でもちょっと、ずっと荒れ模様は怖いから、明日には晴れていたらいいなと思って目を瞑る。そんな毎日が今はとっても愛しい。

(ちなみに、雨の日は頭痛がひどくなった。動けないくらいの頭痛で寝込んでいると、大雨の中彼が薬を買いに行ってくれた。大雨でも、心も体も元気がなくても、人の優しさにはいつも癒される。温度がある。ありがたい。。。。)

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