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思い出したくもないのに忘れたくもない思い出と夜。

女3人で過ごす、月に一度の優しい夜。
わたしの旅仲間のみようときのこちゃんのお家にお邪魔して過ごす。

私たちは、似ているようで似ていなくて、同じような趣味なようで選ぶ人生は違う。
一人一人が一生懸命人生を生きている。
目の前にあるすべてから目を反らせないわたし達は、もやもやしながら、不安になりながらそれでも毎日を歩んでいる。
時々は、タバコやお酒の力も借りながら。
それでも毎日歩いている。

**2人の人生にお邪魔させてもらうようになって、
一人一人の人生がその人にとってどれだけ大変なことかということを思い知る。 **

隣にいるわたしは、それらのすべてを知らないし、正直なところわたしはわたしの人生でいっぱいいっぱいなことを思い出す。

大切な2人の人生でさえ、お邪魔させてもらってるくらい。
きっと世の中の人は、わたしが思っている以上にわたしに興味がないことを知る。

自分にとっては一生懸命な一生。
大切な人の人生はどれだけ愛していても、お邪魔しますという気持ちが伴う。
他の人から見たらわたしの人生は。
とかね、考えちゃったりして。

結局。わたしは2人の人生にお邪魔し続けたいと思うのだと思う。

この日はROTH BART BALONさんのHALという曲を聴きながら眠った。


3人で。

否定したくはないけれど、思い出したくもないようなそんな思い出を、優しく包み込んでくれる音楽だった。そんな空間だった。

そんな温度感で、優しい夜で満ちた人生になりますように。
大切な大切な自分の人生にお邪魔させてくれる2人にありがとうと思う。

どうしようもない人生のどうしようもない夜も、こんな音楽を聴いて、優しい気持ちで眠るんだ。

いつもありがとね。

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