嘉平の豆腐はこうして使われている(割烹 香乃葉さん)
2019年お盆。
今年のお盆も例年通り実家に帰ってきているが、今年は少し特殊な経験をした。
毎年、お盆には母方の実家と暑気払いのような宴会が開かれるのだが、今年は、僕の叔父(母親の弟で、長年うちで豆腐の配達員をしてくれているおじさん)の強い要望で、「割烹 香乃葉」さんで開催されることになった。
なんでも、30代の若旦那とその奥さんが二人で今年開業した割烹とのことで、嘉平の豆腐・豆乳・湯葉などを早速料理に使っていただいているとのこと。
普段、豆腐を作っている僕の家族一同も、いつも作っている豆腐がどのようにして料理に使われているのか興味があるものなので、今回親族一同でお邪魔させていただくことにした。
(今回のブログは、完全に飯テロの形になること、ご了承ください。)
割烹 香乃葉さん
割烹 香乃葉さんは、今年の6月に新規開業した、新潟県の岩室地区にある高級和食料亭。店主と奥さんの二人でお店をやっており、昼はランチ営業もやっている。
写真からはわからないかもしれないが、築70年の古民家を改修して、個室2,3部屋とカウンター5席ほどの、居心地の良い空間になっている。
店主も奥さんも大変穏やかな人柄で、なんとも落ち着ける雰囲気だった。
圧巻の豆腐懐石料理
今回、嘉平の一同でお邪魔させていただくということで、豆腐・豆乳・湯葉をふんだんに使ったお料理を提供していただいた。ラインナップはこちら。至るところに「豆腐」「湯葉」が書かれていて、まさに豆腐懐石!という献立だった。
個人的ベスト料理①:酒盗豆腐**
酒盗豆腐、これには感動した。
嘉平の絞り豆腐が、酒盗に漬けられチーズのような食感になっていて、さらにその絞り豆腐の間にクリームチーズが挟まれているという一品。まるまるクリームチーズを食べているような、それでいて豆腐なので全く匂いがきつくない、最高の酒盗豆腐だった。
個人的ベスト料理②:ひげたら真丈**
前菜の後に出てきたお椀料理の、「ひげたら真丈」。最高に美味しかった。
お椀の中央にある丸いお団子のようなものがひげたら真丈で、この中に実は、絞り豆腐が練り込まれていた。真丈が浸かっている出汁も本当に美味しくて、てっぺんに載っている柚子の香りも相まって、出汁の最後の一滴まで残したくない、最高の出汁料理だった。
個人的ベスト料理③:うなぎ豆腐**
献立を見たときから、「うなぎ豆腐って何!?」とみんなで話していたのだが、正体は、豆腐の上にうなぎが乗ったあんかけ料理だった。
この豆腐は、嘉平の豆乳を使って店主自らにがりを打って作った豆腐とのこと。この濃い豆腐と、うなぎの強烈な旨味が絡み合って、すごくいい味を出していた。さっきのひげたら真丈もそうだったが、腕の良い職人の創る豆腐と魚のコラボ料理って本当に美味しいと思う。
満足感100%のフルコースだった
今回のお盆は、ふだんなかなか行けない高級料亭にお邪魔したが、実際に豆腐がどんな使われ方をしているのか体験することができ、貴重な経験になった。
最後におまけで、今回のお店の予約などをしてくれた叔父の写真で、今週のブログを締めくくろうと思う。
(23週目終わり)
8月の取り組み!
8月は、秘伝豆のおぼろ・ざる豆腐を始めています!そこそこ人気です!
ミニサイズのざる豆腐にして、ちょうどいい食べきりサイズになっています。