豆腐屋の社長を志す15年前の自分からの質問に答える。
まだ小学生の頃の話になるが、5年生のときに、タイムカプセルを作った経験がある。
内容は、
・「20歳の自分へ」というタイトルのメッセージ
・「何かひとつ残しておきたいもの」
だった。そのタイムカプセルは20歳の成人式の時に、実に9年越しに開封していて、今も大切に持っている。
今週の内容は、豆腐屋を志すようになった僕の小学校の時の話を書こうと思っていたが、せっかく15年前の自分が実際に書き残した記録があるので、そのメッセージに対して答えていく形にしようと思う。
(読み苦しい部分あります、予めご了承ください)
20才の自分へ 11才の斎藤嘉人
Q:大学へ進んで、みんなからに認められる人になっていますか?
A:京都大学の農学部に進んだよ。ただ、みんなから認められているかはまだ全然わからないかな。
Q:豆腐屋の社長になる準備は整っていますか?今は、お手伝いくらいしかできないけど、20才の自分は、きっと社長になれているはずです。
A:ごめん、まだ社長にはなれていないんだ。20才の時は、まだ大学生で京都にいて、その後は24歳まで研究をやってから、一回社会に出て、まだ東京にいるんだ。
今まですごくたくさの経験をして、社長になる準備もだんだん整ってきているけど、ちょっと人生回り道しちゃったから、そろそろちゃんと社長にならないといけないと思ってる。
Q:ぼくは今から豆腐屋の勉強をしています。豆腐をおいしく作れる方法など。。。
A:今もまだ、豆腐屋の勉強をしているよ。豆腐屋を経営するための考え方とか、豆腐そのものをもっと美味しくするための研究とか、豆腐を広めるための活動とかを勉強してる。
Q:今、ぼくの豆腐屋は、けっこう吉田町で有名です。いろいろなスーパーやお店などに豆腐を配たつしています。日本中に名がとどくお(豆腐)屋になっていればいいと思います。
A:そうだね。今も変わらず、吉田町では愛されている豆腐屋さんのままだよ。さらに、今は燕市とか新潟県内外からもわざわざお豆腐を買いに来てくれる人もいたりして、少しずつだけど、僕の豆腐屋は日本に広まっていると思うよ。やっぱり、日本中に嘉平豆腐店の名を届けたいよね。
Q:8年後の遊びは、どのような遊びですか。今ぼくはゲームボーイというゲームで遊んでいます。覚えていますか。
A:ゲームボーイ覚えてる!8年後の遊びは、プレイステーションとか任天堂スイッチとか、テレビゲームが多くなったよ。今はもっと進んでいて、顔にくっつけて映像が見えるゲームもあったりするよ。すごいよね。
Q:8年後のぼくは、ゲームより勉強に力を入れてください。
A:はい。わかりました。
Q:これからも健康に過ごして、長生きしてください。
A:はい。気を遣ってくれて、ありがとう。
もう一つのメッセージ
「20歳の自分へ」のメッセージ以外にもう一つ、タイプカプセルに入っていたものが、「何かひとつ残しておきたいもの」なのだが、実はそれは、
「98点の算数のテスト」だった。
ブログのトップ画像にも出しているが、小学校5年生の時に算数のテストで98点を取ったことがあり、ものすごく悔しかった。完全に100点を取れると思っていたからだ。何をやらかしたかというと、簡単な計算ミスである。
7.1×2.7 = 19.17
なのだが、当時の自分は、
7.1×2.7 = 1917
と書いてしまっていた。小数点を書き忘れていたのである。
僕がこのテストを見たとき、11才の自分からこんなメッセージを受け取った。
「いつも100点が取れるなんてありえない。いつどこで失敗するかわからないんだから、油断しないでちゃんと努力して勉強しなさい。」
そして、今の僕が11才の自分に伝えてあげたい(というか一方的に伝えたい)メッセージは、こんなところである。
「豆腐屋の社長になるまではもう少し時間がかかりそうだけど、油断しないで勉強をもっともっと頑張って、今度は僕がみんなと一緒にうちの豆腐屋を盛り上げていくね。アドバイスありがとう。」
(5週目終わり)
p.s.
月一実験@嘉平豆腐店、継続中です。
4月は、『「おいしい!宝庫」に出店してそれだけ注文が来るのか?』です!また結果をお楽しみに。