3足

草鞋は何足まで履ける?~2019年振り返り~

2019年3月からブログアップを始めてもう10カ月目。
今までがっつり一年間を振り返ったことはなかったので、2019年のうちに今年がどんな一年だったかを振り返っておこうと思う。
僕が一年を振り返る上でのキーワードは、「何足まで草鞋を履けるのか」だったように思う。

「二足の草鞋を履く」ってどういう意味?

まずはこの言葉の意味を知ることから。
改めてネットで検索して調べてみると、「二足の草鞋を履く」とは、

両立し得ないような二つの職業を一人ですること。また、相反するような仕事を同じ人が兼ねること。

を意味しているよう。
現在では、両立しているかどうかに関わらず、多く二つの仕事を同時にこなす場合にも使われるらしい。

さて皆さんは、何足の草鞋を履いているだろうか?僕の場合はこんな感じだ。

①株式会社ワンスターでの仕事

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まず今一番力を入れているのが、現職である株式会社ワンスターでの仕事だ。2017年に新卒として入社して新卒3年目になる。
現職の事業領域としてはインターネット通販(特に単品のリピート通販)のプロモーション支援にあたり、Web広告を中心に事業を行っている。
3年前に比べると人数も60~70人の規模から100人以上の組織に成長しており、成長市場ではあるものの市場以上のスピードで成長しているベンチャー企業。
僕はその会社で、システムソリューション局という、営業でもなければクリエイティブ制作でもない、バック部門の方の職種についている。

ミッションとしては、会社の内側・外側にある課題をシステム的なアプローチで解決することが掲げられている。
分かりやすく言えば、「業務がたくさんあるから人を増やそう!!」ではなく、「業務がたくさんあるなら仕組みで解決しようぜ!!」という思考プロセス。

僕はもともと無駄なことを嫌う性格というのもあったが、社会人になって初めて、業務として色々な業務フローの改善やシステム化に取り組む経験ができた。
業務内容も、マネジメント、顧客やベンダーとの折衝、新卒採用、小粒の戦略策定など広め深めに取り組む機会に恵まれているので、社会人最初の3年間をワンスターで過ごすことができたのは今後一生の糧になると確信している。

②研究

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このブログの名前にもなっているように、僕は「アカデミックな豆腐屋」になりたい。科学的なアプローチで豆腐業界に革新を起こして、規模に関係なく豆腐屋が輝ける時代の最先端を走りたい、その最先端に嘉平豆腐店を君臨させたいと思っている。
そのためには、まずは研究者として博士号を取得するというのが必須になってくる。ということで、今年4月から、社会人博士として京都大学農学研究科の博士課程に編入学している。もともといた研究室に2年越しに戻ってきた形だ。

で、、進捗としては、ズバリ言うと、「進捗ほぼなし」である。

この1年間やっていたこととしては、
・自分の立ち上げた豆腐に関する研究テーマを引き継いでくれた留学生の後輩とのディスカッション
・自分の学振の特別研究員の申請書作成
・月に一回程度の実験と勉強
これくらいだ。研究者としては論文として成果を残して初めて結果を出せたといえるので、その点でいうと進捗ゼロである。

社会人博士ってどれくらい大変なのか、研究にどれくらいの時間を割けるのか、本業への影響はないのか、などなど自分的にも手探りでやっていたが、結果的には「本業への支障は出ないが、研究がほとんど進まない」ということがわかった。
ただ、今年4月から社会人博士として過ごしたことで、来年以降の研究で何が何でもちゃんと論文として結果を出そうと腹をくくれたので、良い経験にはなったのではないかと思う。

③嘉平豆腐店7代目

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最後に、実家の嘉平豆腐店での取り組み。
今年、個人的に一番頑張れたと思うのが、ホームページのリニューアルと豆腐の通販サイトの制作だ。

以前は、SPで見たときでもPCで表示されてしまっていたり、いつの間にか商品一覧へのリンクが消えてしまっていたり、なかなか見にくいサイトだったので、この際に一新して、さらに通販サイトの機能も載せた。
多分なにも知識がない状態だったらもっと苦労していただろうが、幸いもワンスターでのWebの経験が活きて、ホームページの移管作業もほぼ滞りなく進めることができた。
詳しくは、このホームページリニューアルについて書いた週があるので、そちらを参照していただけたら幸いだ。

実家の状況は相変わらず厳しいままだが、新潟の伊勢丹で2回催事出店させていただく機会があったりと、前に進んでいる部分もある。

来年また豆腐業界の情勢も変わってくると思うので、新しい情報はどんどん実家に入れて、今後とも何とか実家も盛り上げていけるように動きたいと思う次第だ。

2019年振り返ってみて

2019年は特に体調も崩さず健康体そのものだったが、それでも3足の草鞋は履けなかった。(余談になるが、毎朝の仕事前のジムは仕事の集中力を爆上げするし体調も良くなるし体も引き締まるので最高。)
今のうちにいろいろと経験しておくのは後々活きてくると思うので、2020年は、今持っている仕事は存分に続けつつ、少しずつ今後の主軸になる取り組みに自分の持っている時間と集中力を投下していく動きを取る年にしようと思う。
このブログは、研究者としての生活が始まるまではこのままの頻度で更新し、4月以降は多少頻度を落としても継続してアップしていこうと思う。

さて、明日で今年の豆腐製造も終わり。
大晦日、最後の最後まで働き通して、2019年も後悔なきように終えたいと思う。少し早いが、よいお年を。
(41週目終わり)

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