【京都ライター塾9期レポ】第1回ライターは何をしている?
ライターになりたい。
ことばを書いて伝えることが好きで、それを仕事にすることができたらいいなと思っている。
そこで江角悠子さんが主催する京都暮らしの編集室の京都ライター塾の9期生として、7月から受講を始めた。
受講を決めたのは、今の環境から飛び出し、ライターの1歩を少しでも早く踏み出したい!そう強く思ったから。
この講座ではライターとしての技術はもちろんのこと、ライターとしての仕事の作り方も教えてもらえる!
技術的なことは他の講座でも学んでいるのだが(まだまだではあるが)、ライターとしてのキャリアをどうスタートさせていくのか、そこに対しての不安がつきまとっていたので、こんな講座をわたしは望んでいた!!
とすがる思いでこの講座を受講している。
自分と向き合うこと
第1回目のテーマは「ライターは何をしている?」だった。
わたしがこの講座で1番心に残っているのは、
「ライターとして何を書いて伝えたいのかを考えることは、どうやって生きたいか、自分と向き合うことである」ということだ。
書くということは外側に向かって広がっていくイメージだったので、まずは内側にあるもの、自分を見つめなおすという作業がとても新鮮に思えた。
講座では、自己分析ノートを使って自分と向き合う。
時間を忘れて夢中になることや、お金も時間も能力もあるとしたらやってみたいことなどの質問が記載されいて、今まで蓋をしてしまっていた自分の大事な感情に気づくきっかけをくれる。
例えばわたしなら、やってみたいことで書いていることを振り返ってみると、何かを生み出したり、作り上げたりすることが好きでやりがいになるという共通点を見つけた。
自分を知るということは自分を豊かにすることに繋がる。
何を書くか、について自分と向き合いながら、引き続き考えていきたい。
ライターの仕事の幅広さ
書けるライターは必要とされているという。
SNSが発達し、企業のオウンドメディアやSNSアカウントなどの中の人として発信するなど、様々な書く仕事が存在する。
ジャンルだと紙媒体や企業のパンフレットや冊子などの広報・PR関連、webなどだ。
またライターとしての記事とのかかわり方も様々だ。
例えば自ら記事に登場するライターもいれば、署名だけ載せる、もしくは裏方に徹して名前すら出さないなど、ライターとしてのスタンスや立ち位置も様々だ。それにこのスタンスをその都度変えてもいい。
一方で書くということは伝えるということにもつながる。
伝えたいという根底の想いさえぶれていなければ、書くということにこだわらなくてもいいということ。(もちろんライターで仕事がきちんとできてからの話になるが)例えば京都の良さを届けたいという想いがあれば、ガイドとして京都の魅力を届けることもできる。
ライターとしての仕事の幅広さを知り、いろんなかかわり方ができるということに気づけた。これも自分を知ることで、自分にフィットするライター像を描くことができるようになるのではないかと思った。
まだ明確になっているわけではないが、人の生き方に興味があるので、対話をしながら取材を重ね、その人を輝かすことばを書けたらいいなと思う。
またファッションやカルチャー、食、イベント、美容など興味があることはたくさんある。そんな好きなことで書くことや伝えることができたらいいなと、ぼんやりと思っている。
これをより具体的に自分と向き合いながら、考えていきたい。
なぜ書くことは難しいのだろうか?
書きたい、ライターになりたいといいつつ、書くことに躊躇してしまう。
何を書けばいいのかな…
わたしがわざわざ書く必要あるかな…
こんなこと書いておかしくないかな…
書きたいのに書けない。
そんな絶望的であったわたしを救い出してくれたのは、
「誰もそこまで読んでいないし、自分の考えや感情に不正解はない。
感情に蓋をせず、まずは認めてあげる」
という江角さんのことばだった。
書くことに自信がなかったし、本当にこの考えは正解なのか、おかしいって思われないかと、そんなことばかり気にしていた。
つたなくてもいい、かっこつけなくていい。
今の自分の思うことや感じることは今しか感じることができない。
自分を信じてあげて、そしてもしかしたら読んでくれるかもしれない読者を信じて、ことばを外に出してみたいと思った。
江角さんのメルマガやブログ記事や講義では、そこまで教えてくれていいのとか、そんな大切なことまでさらけ出してしまっていいの!?と嬉しいけどびっくりしていた。
それはきっとわたしたちを信頼してくださっているからなのではないかと思った。そういう信頼しあえる温度のある関係性を、ことばを通してわたしも作っていけるようになりたいと思った。
潜在意識を変えていく
書きたいのに書けないということも、潜在意識で無意識のうちに自分に書くことへの許可を出せない状態にしているのかもしれないという興味深い気づきを得た。
書きたいのに書けないだけではない。
もっとわたしたちは自身も気づかないうちに無意識に奥深いところで、わたし自身を縛り付けてしまっているのかもしれない。
その潜在意識に気づくには自分のこころの声を聴いてあげることが大切なのだと思う。その声に気づいてあげて自分で縛ってしまった糸をほどいてあげる。難しいことかもしれないが、無意識レベルで起こっていることにも目を向けるこで、今まで気づけなかったことに気づくことができるのではないかと思った。
わたしは「続けることが正解」だと思っていて、今まであまり途中で投げ出したり辞めたりしたことがなかった。続けることこそが意義のあるものだと思っていたし、辞めることは悪いことと思っていた。
その考えは生きてきた環境が関係していると思う。
でも今、全くの未経験でライターを目指している自分は、その続けるという呪縛を解きつつあるのだと思う。
何かに行き詰った時、潜在意識にまで深く潜り込んで自分と向き合っていきたいと思う。
まとめ
講義を通して書くことに対して前向きになった自分がいた。
自分をまずは認めてあげて自分に向き合っていく。日々感じることに心を動かし、今を大切にする。
その繰り返しが文章を磨いていくうえでも大切なことなのだと思う。
書くことを通して、こころもことばも一緒に成長させていきたいと思う。