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『竹結び』について

はじめまして。
『竹結び』の運営をおこなっていますnanaです。

『竹結び』についての紹介をさせて頂きます。

~『竹結び』を立ち上げたきっかけについて~

私が『竹結び』を立ち上げた理由は主に3つあります。

1【荒れた山】

まず、私が住んでいる山に囲まれた田舎では今まで手入れをしていた方々の高齢化によってどんどん山が荒れてきています。

山に入る人や機会が少なくなった為、枯れた竹が台風・大雨・強風のたびに倒れて道をふさぐ事もありますし、日々荒れてきているのがわかります。

「このままで良いのだろうか?」
荒れゆく山をみて、「何かできることはないのか?」という想いが日々強くなりました。

そこで、山に入り枯れた竹を拾ってきて良い使い道はないのか様々な事を試してみました。

様々な事を試す中で”竹の有効性”や”竹の魅力”を感じる様になり、荒れた山(放置竹林)の整備ができて、尚且つ多くの人の役に立つ活用をすることで、多くの人に日本の山、そしてその先にある地球を救う仲間になってほしいと思ったことが1つ目のきっかけです。

2【エネルギーや物価の高騰】

そして、もう1つのきっかけは最近の”エネルギー高騰”や”物価高騰”です。

日本は、ここ数十年(少なくとも私が生まれてからの40年は)ある程度、普通に生活していれば電気・ガス・水、そして食料に困る事はありませんでした。

今は誰もがそれらは当たり前にあるもので、これからもずっとそうであると信じて疑っていません。

しかし、2020年のコロナ騒動を皮切りに世界は目まぐるしく変化しています。

2018年の時点で、この医療が発展したこの時代に誰が疫病により生活が変えられると思ったでしょうか?

2018年の時点で、世界の大国であるロシアが戦争を始めると誰が想像したでしょうか?

つまり、いつ何が起こってもおかしくないという事。

それは、エネルギーも同じです。

日本でエネルギーが枯渇するという事は、生活そのものが大きく変化するということ。

そして、世界で起こっていることを冷静に見れば既にその予兆があるということ。

エネルギー(電気・ガス・ガソリン)などが値上がっているという事は、つまり日本に入ってくる量が減っているということ。

世界をみればこの先、エネルギー価格が元に戻る気配はないどころかもっと値上がることが予想され、その値上げがどこまでなのかは図り知れません。

もう、庶民が気軽に使用できるものではなくなる可能性があることを考えると今頼っているエネルギーとは別の、私たちの身近にある資源でできる事があるのではいかと考えたのが”竹”でした。

邪魔者扱いされている”竹”という資源を活用することができれば、荒れた山の為にも人の為にも役立つのではないかと思いました。


3【食・生活の安全と心と身体の健康】

また、食の安全も今問われている大きな問題だと思います。

食は私たちの健康や精神状態に大きく影響するものです。

最近では、コオロギ食・ゲノム編集の食材・汚染水・大量の農薬など自然ではないものが多く出回り、大量生産されています。

本当にこの様なものを体に取り入れ続けていて、私たちは健康でいられるのか・・ここは賛否のある部分ではあると思いますが、私はより自然に近いものを自分の体には取り入れたいと考える様になりました。

現状、全てのものをその様にできているのかと言われると正直そうではありません。

ただ、そのような意識を持つことは大事だと思うようになりました。

と、言うのも私自身が数年前は常に身体を壊していたからです。

その時の私の生活は、時間に追われ生活に追われ、食のことなど関心もなく・・自然から大きくかけ離れた生活を送っていました。

身体を頻繁に壊すということは、精神的にも不安定になり心の余裕もなくなることに繋がります。

そんな自分が嫌になり、生活を大きく変えました。
できるだけ自然に近い生活を心がけるようにしました。

そのような生活を送るようになってから数年経ちますが、それ以来一度も病院へ行っていません。

化学物質に囲まれた生活・食は、人間に不調をもたらす大きな原因だと私自身が身をもって感じた。
それが、私が自然と繋がる生活を多くの方に知って頂きたいと思った大きな理由の1つです。


~”竹”を生活に取り入れるとどう変わる?~

1【意識の変化】

私が竹と繋がる生活を送り始めて大きく変化したのは、まず”意識”の部分です。

「竹を取り入れよう」「自然が近い生活をしよう」そう考えるようになった事で、自然に対する見え方が変わりました。
つまり、視点が変わるのです。

今まで「生活をするために・・いかに手間や時間をかけずに、楽に終わらせるか」ということが私の意識の中心でした。

その視点から、物事をみて判断しているとそれしか見えなくなってしまうのです。

「生活をするために・・いかに手間や時間をかけずに、楽に終わらせるか」という事の裏側には、「心身をむしばみ不調に陥るリスクがある」ということ。
そこに気づいていなかったのです。

竹を取り入れた生活・自然と近い生活には、確かに手間は多いかもしれません。
しかし、その手間が逆に心の豊かさに繋がり「心身の健康」に繋がるのです。

2【恵まれていることに気が付く】

「竹を活用しよう」そう思う前の私は、枯渇していました。
自分には何もない・・そんな感覚が心の奥深くにありました。

だからこそ、何かを手に入れるために必死で生活をしていたのです。
しかし、その何かはいつになっても手に入らず「あれもない」「これもない」「まだ足りない」・・不足ばかりを感じ、不足だからこそ不安になり、不安だからこそ見たくない現実から目を背けて、日々の生活に没頭していました。

「自然に近い生活」をしようと決めて動き始めると、そこには沢山の恵みがあることに気が付いたのです。

最低限の衣食住と”心の平穏”があれば、人は幸福でいられるのです。

しかし、私たちは子供のころから「不足」を学びます。
「まだ足りない」と。「もっと、もっと」と。
その先には、本当に幸福があるのでしょうか?
そして、その幸福へ本当にたどり着くことはできるのでしょうか?

「自然に近い生活」を始めたら
私は一体何を追いかけていたのだろう?と感じる様になりました。

自然という目の前の資源を無視して、一体何を手に入れたかったのだろう?

春夏秋冬で入れ替わる草花・心地良い風・時折降る雨・太陽の光・夜空に輝く星・・その全てがとても尊く、私たちは最初から「不足」でも「枯渇」でもなく「恵まれていた」という事に気づくこと。

その「気づくこと」自体が幸福で。
「気づけないこと」こそが、不幸なのではないでしょうか。

3【竹の活用】

1・2は、精神的だったり意識の部分でしたが、実際竹はどのような事に使用できるのかについてご紹介します。

まず、枯れた竹は”薪”としても優秀です。
燃焼時間の長さ・火力は、色んな種類の”薪”で試した中でもとても優秀でした。
また、枯れた竹を”薪”として活用することでわざわざ健康な木を切らずにすむのではないでしょうか。

また、枯れた竹は”竹炭”にすることができます。
”竹炭”は、浄化の効果があり水をきれいにしたり、湿気取りとしても活用できます。

七輪の炭としても活用することもできます。
(今後のエネルギー高騰に伴って、暖をとることにも活用できないかと考え実験中です)

家庭菜園の土壌改良などにも活用できるのも、どんどん値上がる肥料高騰の代替えにもなり、できるだけ自然の素材で家庭菜園を行う事で食料値上げ対策として安心で安全な野菜を収穫することができます。

それだけではありません。

竹は、編んでカゴや入れ物を作る事もできます。

今後は、竹で紙を作ることにも挑戦してみたいと考えています。


【まとめ】

私たちの先祖がなぜ、こんなに竹を植えたのか・・
それはきっと、竹が色んな事に活用できる資源だったからでしょう。

食や物、エネルギーが潤沢になかった時代・・私たちの先祖はそれでも生きていました。生活をしていました。

その生活を支えてくれてたのは、竹だったのではないでしょうか?

今、こんな時代だからこそもう一度”竹”の魅力を見直すきっかけを作りたい!

それが、私が立ち上げた『竹結び』の目的です。

~『竹結び』の今後の活動~


以上の事を踏まえて『竹結び』では、無煙炭化器を使って放置竹林の枯れた竹を”竹炭”にし、家庭菜園で土壌改良として使用できる「竹炭」の普及・販売を基に、自然農の普及、放置竹林の整備の普及などに取り組みます。

より多くの方に、竹の魅力・自然の魅力を知って頂く事で竹を始めとした自然との生活を結んでいきたいと考えています。

『竹結び』の活動をまとめたマガジンはコチラからご覧ください ↓↓

竹炭の魅力はコチラをご覧ください↓↓


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