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ケロQ枕ライブに行ってきたので感想書いたよ

 ケロQ枕ライブに行ってきました。最高でしたね。今時ライブができるようなメーカーも限られてきているのに、まさか一番好きなエロゲメーカーであるケロQ枕のライブに行けるなんて。当日は15時くらいにアキバに着いてエロゲショップを軽く回ったあと会場に向かいました。トレーダー本店駅から近くなっててよかった。トレーダーにすかぢ先生と松本文紀氏のサインがあった。

 ここからライブの感想になりますが、僕に音楽的な知識がないのでライブの感想ってより曲とゲーム本編の話を織り交ぜながら書いていこうかなと思います。極力ネタバレはしないようにしますが、ケロQ枕作品未プレイだったら読まない方がいいかも。やってないならやれ。

・空気力学少女と少年の詩-PianoVocalVar.-
 開演前の会場には『夏の大三角』が流れていてなんとも落ち着いた雰囲気だったんだけど、一曲目も静かにピアノ伴奏で始まるとは思っていなかった。ピアノバージョンから入ってオリジナルバージョンにするアレンジのED好き。素晴らしき日々での記憶を思い出させるような一曲でした。この曲についてはまた後で書きます。

・呪われた生/祝福された生
 一曲目がピアノ伴奏で静かにスタートしたので油断していたら、二曲目で一気に終ノ空に叩き落とされました。この曲あまりにもかっこよすぎる。「世界沈めて」からだんだんノってくるよね。サビが高音すぎて心配になる。ほぼほぼ隠しルートみたいなエンディングで聴ける曲。

・天球の下の奇蹟
 サクラノ詩の雫ルートED曲。三曲目と割と序盤でもってきてくれてテンションぶち上りましたね。雫と吹が交互に歌っているような幻想的で綺麗な曲です。EDMっぽい電子音が終始ピコピコしてるのも好きポイント。雫は無表情っ娘だけど結構積極的でかわいいよね。シナリオは問題解決の為に直哉が奔走していたから「雫は待っていてくれ」的なあれであまり出番は無かった覚えがある。解決策がお金の問題なので直哉にしかどうにもならんってのもあるけど。

・「希望の前で待ち合わせ」
 ひまなつの詠ルートED曲。ザ・エンディング曲って感じなので終盤の少し前あたりに来ると思っていたら想定していたよりも早く来てビビった。周りのオタクたちも「えっ?!」みたいな声を上げてたので驚いたのは僕だけじゃないはず。この曲はマジで完璧にシナリオと調和している。あまりにリンクしすぎていてイントロが流れた瞬間詠ルート思い出して泣きそうになった。なんなら最初の圭の声聞いた時から泣きそうだったけどさ。というかプロジェクターに病室の詠のCGが映った時はホントにヤバかったな(語彙力)。

・「虚無の先で愛を見つける」
 サクラノ刻の心鈴ルートED曲。曲の雰囲気がナグルファルと似たところあるよね。オルタナティブロックって感じで好き。めちゃくちゃ心鈴っぽいよな~。歌詞にすかぢ先生らしさが出てますよね。「ミサゴ」「夜の向日葵」「筆の限界」「永遠なる美」。というか3章の心鈴ルートってよりかは4章をクリアして初めて分かる歌詞になってますよね。「私を見つけた人 向日葵の筆」。向日葵を失って虚無の底に落ちた心鈴を桜が舞い上がらせ抱きしめる。心鈴ルートのラストシーンが答えですよね。

・幾望―既望―希望
 サクラノ刻の鳥谷ルートED曲。ゆったりとした曲調と雰囲気が好き。『SUPERCAR』っぽさないですか?。マジで綺麗だしオシャレなんですよ。この曲は希望に溢れている。サクラノシリーズはこういう電子音ピコピコしてる僕の好みな曲が結構あってうれしい。viewtorinoのお二人?が関わっている曲がこういう曲調なのかな。viewtorinoは聴いたことがなかったのでそっちにも興味が湧いたライブでした。てかOgataさんマジでかっこよかったです。

・DREAM
 H2Oの音羽アナザーED曲。ここまでずっと好きな曲ばっかりが続いていて、むしろ好きじゃない曲なくねって気が付いた。H2Oの曲は優しい曲が多いよね。「さあ見つめてこの世界を」って歌詞が刺さる。ゲーム本編もまさにこの曲のような優しさに溢れていた。個人的にはつらいパートよりも、幸せなそれこそ夢のような日常パートのほうが多かったイメージ。まさにエロゲーって感じで大好き

・Pica Pica 
 サクラノ詩の鳥谷ルートED曲。この曲もかなり好きなのでやってくれてよかった。歌詞が美しいですよね。「陶器の肌~」からほんと好き。カササギと陶器、月と桜。これらを歌詞に落とし込んでこのルートに相応しい曲を作っちゃうの凄すぎ。分かりやすくラブソングとかじゃないので作るの難しそう。鳥谷好きなんですよね僕。基本的に天才二人の大きな問題には干渉しに行かない。でも一番近くで見守っていてくれていて心配もしている。鳥谷の持つ安心感みたいなのが好きなんですよ。でもこれは個別ルートなのでHしますが。残念なことに直哉は女性だろうが芸術だろうがどれか一つしか選べない一途な男なので歌詞の通り「錆びた櫻」になってしまいましたとさ。僕は鳥谷が幸せならOKです!

・在りし日の為に
 サクラノ詩の5章ED曲。Lunaさんの歌が上手すぎる。あまりの歌唱力に鳥肌。おそらく稟と雫の曲ですよね。5章は実質サクラノ詩の最後の章みたいなところあるし。今にして思うとここから物語が大きく動き出した感じがある。ありがとう在りし日。

・登れない坂道 
 すば日々の6章のED。ドラムの人がめちゃくちゃ楽しそうに演奏していた記憶がある。Bメロの歌詞を区切って歌う?感じが好き。映像もめっちゃ向日葵だった。どの作品も結局向日葵に帰って来るんだよな。

・ナグルファルの船上にて 
 すば日々の希実香ルートED曲。ケロQ枕の楽曲の中でも特に好きです。かなり人気のある曲ですしピアノのイントロが流れた時周りのオタク達が息を呑んでいましたね。終末感があるのにどこか救いあるっていうんですかね、そんな空気を纏っている曲。これは絶対に聴きたいと思っていたのでよかった。後ろで希実香がずっと幸せそうな顔でスパイラルマタイしてた。可愛さで言うなら希実香がすば日々で一番好き。エリクサーキメて永遠に希実香と取り留めのない話をしていたいよ。二章の退廃的な雰囲気から一転、美しきラストシーンからの美しき楽曲。ED曲として完璧な曲の入りだよな。

・神と旋律
 狩野七夏さんのパワフルな歌唱でここからの会場の盛り上がりはすごかった。あまりにもロック。この曲はサビの直前まで演奏が激しい分サビが余計に優しく感じる。個人的には一番すば日々っぽい曲だと思っているが、前半と後半どちらの印象が強いかで変わりそうではある。曲ごとにどのルートで使われたのか調べるついでにゲームを起動してラストシーン見てたりしたんですけど、この曲マジでどこで流れたんだ。てかすば日々だけデータ残ってなかった上に、いろんな章行ったり来たりしなきゃならんから大変だった。おかげで軽く読み返せたけど。

・鏡の世界には私しかいない
 すば日々の1章ED曲。あまりにも多くの謎をバラまかれて由岐姉もプレイヤーも「どゆこと?」ってなってるところに急にロックで殴り掛かって来るエンディングです。演奏がかっこよすぎた。ライブ映えしますね。

・光差す世界
 テレビが消えた日のOP。実は未プレイ。やっていたら思い出補正とかもあっただろうけど、それを抜きにしてもかっこよすぎましたね。事前にケロQ枕の公式YouTubeでOPをアップしていてくれていたのでライブで乗り遅れずに済んで助かった。

・夢のスガタ
 H2O√AAAのOP曲。僕は完全版でやったのであまりOP曲ってイメージがない。サビ前のドラム好き。あんなんみんな好きだろ。無印はバラードが多いのでこの曲は元気でいいよね。僕は『ひかり』が好きなんですけどこればっかりはしょうがない。いい曲が多すぎて一回のライブじゃ演奏しきれないもんな。

・櫻ト向日葵 
 サクラノ刻の1章のED曲。狩野七夏さんの担当した曲は全て上がる曲でくそ楽しかったんですけど、櫻ト向日葵は「お前でも追いつけないかも」のところで普通に泣いた。明るい曲ではあるんですけど、あまりにも圭すぎる。彼のひたすらにまっすぐな性格がそのまま音楽になったような。それを狩野七夏さんがあんなにも清々しく歌い上げるものですから魂も震えますよ。サクラノ刻では1章が一番好きだと断言できます。静流さんと麗華の関係が狂うほど好き。ていうか麗華が好きなんだよ。すかぢ先生は最初の印象最悪なキャラを好きにさせるのが途轍もなく上手い。というかこんなにも圭の曲なのに何で1章で使われているんだろうか。全然4章採用でも問題ないくらいパワーのある曲だと思っている。

・三連ピアノソロ
 「夏の夜の展覧会にて」「夜の向日葵」「天球の奇蹟」の三曲。オタクたちがすすり泣いてた。でも全部泣けるシーンで使われている曲なのでしょうがないよな。ピアノソロ中はみんな座っていたのでちょっとした休憩時間みたいになってた。


・DearMyFriend
 サクラノ詩の4章ED曲。ピアノパートが終わって再びバンド隊が集結。オタク達も身体に鞭打って立ち上がりました。ちなみに僕は結構足腰がキツかったです。運動不足なので。

・さくらとことり
 ひまなつの雛桜ルートED曲。遂に来たかってなりましたね。名曲だけあって会場が一瞬ざわつきましたね。ひまなつファン同士の会話は「実は僕、娘がいるんですよ。ヒナっていうんですけど。えっ?あなたも?」ってなるくらいヒナが娘すぎてかわいいんだ。すば日々とサクラノにはこんなにストレートなラブソングない気がする。エロゲ会社なのに愛だの恋だのを歌わないなんて!

・刻ト詩
 サクラノ刻のOP曲であり4章のED曲。曲の前にMCで残り2曲と言われていたので流石に刻ト詩とMon Panache !だろうと予想はしていましたが、やはり待ちに待った名曲がいざ流れると感情がぶっ飛びますね。あとLunaさんの歌が上手すぎる(二回目)。少し前までコロナ罹ってて万全じゃなかったとは思えない位の歌声でした。4章はサクラノ刻でもギアを一気に上げてくるパートだし、会場のボルテージもMaxでした。

・Mon Panache !
 サクラノ刻の5章ED曲。最後はやっぱりこの曲。この曲を聴いてるときはサクラノ詩からサクラノ刻までの記憶が一気に流れていくような感覚でした。直哉と圭の物語のエンディングに相応しい曲ですよ。歌詞自体は圭視点なのかな。「風景よさらば」のとこ好き。音速で駆け抜けるような疾走感がまさに圭って感じですよね。

・空気力学少女と少年の詩
 すば日々のOP曲。ここからアンコール曲。最初にやったピアノバージョンではなく聴きなれているほう。すば日々をやったことなくても曲は知ってるって人もいそう。それくらいケロQ枕を代表する曲だと思う。流石にテンション上がりましたね。はなさんが序盤のMCの時に正確には忘れましたが「私はまだ本気を出していない」(意訳)的なことをボソッとおっしゃっていたので何時なんだと思っていたらここでしたね。こんなにも爽やかな曲調なのに対して歌詞があまりにもすば日々なの好き。すば日々の曲だし当たり前か。

・終末の微笑
 すば日々のざくろルートのED曲。一番好きな曲なので聴けて良かった。 アンコール前に残り2曲って言われた時に普通に終わったって思ったもん。だって刻ト詩とMon Panache !はほぼ確定だったし。でもライブで聴けてホントに良かった。この曲マジでかっこいい。なんか『ナンバガ』っぽいっていうか。多分、向井秀徳がカバーしたら最初の「錆色の玩具」の後に「せいっ!」って言ってるよな。分かってもらえないと思うけど。それとやっぱりざくろが好き。死に向かいながらも幸福に包まれている少女。彼女が持ってゆくのはたった一つの恋心。「キラキラにして」って歌詞が好きで、客観的に見たら絶望的な状況のはずですが、彼女の内面世界ではキラキラと希望に輝いていたんでしょうね。何故なら彼女は大好きな彼の幸福な未来を夢見て世界に立ち向かったのですから。

・櫻ノ詩
 サクラノ詩OP曲。この曲聴かずにはライブ終われませんよね。OP曲なだけあって一番サクラノシリーズの空気感が伝わる曲だと思う。今までの集大成って感じでよかった。この曲から物語が始まったと考えるとかなり感慨深いですよね。

 まじで最高のライブでした。ライブに行くとやっぱり愛されているメーカーだなと実感できますね。また次やるとしたら何か新作が出た後とかになるんですかね。いつかまた行けたらいいな。僕は一番最後に退場したブロックにいたんですけど教祖様がリアルタイムで声を聞かせてくれて楽しかった。こんな機会滅多にないし僕も何か叫んでおくべきだったか。そんな度胸ないが。もっとライブのここがよかったみたいなことを書ければよかったんだけど……。こういう時の為に教養は広く身に着けておくべき。いつかライブ映像かライブCDでも販売されないかなーなんて思っています。欲を言えば『コトバラ』が聴きたかったぜ。明確に好みな曲だけ文字数多くてウケる。オタクの早口かよ。


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