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今年も山菜採りへ
恒例となっている山菜採りのシーズンがやってきた。東北の桜が終わる頃、奥会津のいつもの山では春の山菜が絶好期を迎える。
今年は春が早いと予想していたから、一時は4月中旬の遠征もあるのかと思っていたら、今のところ例年並みらしい。
山菜ってのは春の息吹が姿を変えて現れるものだから、その瞬間を狙って訪れないとタイミングを逸してしまう。
とは言え、最近はそこそこ真面目に仕事をしている私としては、『さぁ明日だ!』みたいな出動は出来ず、どこかの週末を絡めて予定を組むしかないのだ。
山菜採りを経験した事のある人なら分かるだろうけど、新芽の生命力には驚くべきものがあり、採ったばかりのタラの芽なんかをリュックに入れて背負っておくと背中が燃えているように熱くなる。どこかで広げて熱を取ってあげないとせっかくの山菜がクタクタになる。
それに、タラの芽やハリギリなどは数日も放っておくと見事に無くなるか巨大化のどちらかだと考えておいて間違いない。だから、同じ場所でのチャンスは一年に一度きり、しかも数日間しかないのだ。
母親の看病の合間に出かけた昨春は、1回目の4月20日頃では早過ぎて、リベンジで出かけたGW後半では遅すぎたと言う久しぶりの往復ビンタを頂戴し、かなり落ち込んだのでした。
採った山菜は天麩羅やお浸し、胡麻和えなどにして全部食べる。食べきれない分は乾燥させるか、さっと塩茹でしてラップとアルミホイルぐるぐるでジプロックで冷凍保存する。
これを後生大事に翌春までかけて食べるのだけれども、落ちてしまう春の残り香を保つ方法も年々改良されて今日に至っている。
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この一年かけて食べ切る日が本日であった。これも次の山菜採りへの準備なのだ。
色落ちした天麩羅はあまり旨そうには見えないけれど、ラップを解いた時の香りは紛れもなく春の山菜のものなのだ。
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解凍してしまったのに食べきれない時は、大蒜や唐辛子なんかと一緒にパスタに放り込んでオリーブオイルでささっと雑に炒めるのが定番の一つです。炊き込みご飯にしてしまう手もあります。
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今年は連休初日に出かける予定にしてあり、連休後半を予備日として空けておく計画なのだ。
いつも参考にさせて貰っているサイトによれば、奥会津の低いところでは今週末あたりからゴゴミが顔を出すそうな。