神龍(シェンロン)を呼ぶ玉?1つゲットなり。阿波々神社訪問記その2。
「阿波々神社」と書かれた札の導くままに、傾斜を登っていくと、程なく神社へ到着。
神社ミュージックがかけられ
ヒチリキの高い音が人気のない山中に響く。
あまり雅楽がこう響く神社って意外とないんじゃないだろか。
拝殿に向かうと、手洗い場の案内が書かれていた。
『手洗い場はこちら』
せっかく拝殿まで来たが、一度手洗い場まで戻る。
手水舎ではなく、本当に水道だった。
手を清めてから拝殿に戻る。
拝殿は、ガラス戸の中に入れる旨の貼り紙があった。中に入ろうと覗いてみるのだけど、神聖っぽい土間に入っていいものやらなんやら。
なんだか、張り紙の注意書きが多い、ちょっと変わった雰囲気の神社である。
貼り紙を読んでもなんとなく的を得なかったので、社務所で何やら作業をしていた神職にたずねた。
仕方ないといった感じで立ち上がり、「土間までは大丈夫です。そこから上は上がらないように」と告げられる。
靴のまま土間に入り、そこで二礼二拍手一礼。
せっかく怖い思いをしたことだし、二度とこない予定なので、社務所で阿波々神社の、紙の御朱印をいただくことにした。
「御朱印をください」
「印が3種類ありますが」
見たところ、真ん中のハンコが微妙に違う程度なので、オーソドックスな一枚を選んだ。
御朱印が出てくる間、置かれているチラシなどあちこち見ていると
「こちらもいかがですか?」
と、『八重神玉(やえだま)』なる、木の玉を勧めてきた。
「御朱印を好きならこちらも好きかと思って」
見ると近隣の8社共同で行っているイベント?で、それぞれのお社の名が彫られた玉を、ドラゴンボールよろしく集めると、願い事が叶うとある。
単なる親切か、商売上手なのかはわからないが、やるな、神職。
ワタシは興味を持った。
他の八つの社を見ると、おそらくここが一番、訪れるのに難易度の高い神社で、あとはほとんど行ったことがあった。
それもサクッと行ける場所がほとんど。
今後集めるかはともかく、この場所の玉だけは持っておこうと、「それでは」と所望した。
玉800円、繋ぎ止める紐200円。
計1000円なり。
これでドラゴンボールのシェンロンも夢ではない。
ふはははは。
転んでもタダでは起きないぞ。
ま、SNSのいいネタでもある。
さて。
買うものも買ったので、次へ向かおう。
目的地は今の阿波々神社だったのだが、
ここには想いもかけず、ワタシが今最も行きたい場所があったのだった。
それは、磐座(いわくら)。
縄文時代の信仰の場である。
(つづく)
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