ドクターイエローできた、神さまからのメッセージ(その2)
神社に行ったら、ドクターイエローが走って行った、話の続きです。
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ドクターイエローを神社から見て、神さまからの何かお告げに違いない!と単純に思ったその後……。
それからまさかまさか、息子2号(20代)の様子がおかしくなりました。
きっかけは翌日に起こった、ちょっとしたこと。
それは玄関のドア。
我が家の玄関のドアって前々から鍵を開けづらくなっていて、調子が悪いとなかなか開かず、家に入れない状態になってたんです。
まあそれは私もイラッとしてたところ。でも旦那がなかなか直すと言わない、そんなことが続いていました。
息子がそのドクターイエローの翌日、「あのドアいい加減なんとかしろよ」とイラっとしながら家の中に入ってきました。
私は仕事のメールを打っていたので、「うーんそうねえ」と上の空で返事。
夫も「まあ、開きづらいけどな、兄ちゃんは開くって言ってたぞ。」
そんな感じであまり相手にしていなかったのですが、両親とも相手にしなかったからか息子がブチギレて「もういい!」と夕ご飯を食べずに部屋に入ってしまいました。
びっくりする私。
普段そんなにキレる子ではないので、見たことのない表情と態度を見てショックを受けました。
そもそも彼がメンタルをやられて県外から戻っていた後でして、メンタル疾患を少し持っています。(でもその当時同居していないので、どのような様子だったのかを私はよくわかっていない)
とはいえ、戻ってからは普通に暮らしていたので、あまり気にせずに日々を送っていました。
でも根っこにはやはり心の病気が根付いてるのか。私は息子のことを何にもわかってなかったとなんだかショックでショックで。
気持ちが落ち込んでしまいました。
奈良へ行く、その二週間前です。
「お前な、あいつは精神疾患があるんだぞ!なるべく気持ちを荒立てるな」
ダンナの言葉、確かに。
あんな顔するんだあの子。
息子は2〜3日表情が変わり、態度もおかしな状況が続きました。
こりゃあ今あまり、ことを荒立てられない。
これは奈良に行くな?ということだろうか?
まあそれと同時に、問題の元も解決せねばなりません。
ダンナに「カギのこと、住宅屋に聞いてみよう」と聞くと、やはりあまりいい顔をしない。こんにゃろ。
「アレだぞ、カギが治らなきゃ、ドアごと変えなきゃいけないんだぞ。そうしたら30万円くらいはかかる。そんなにお金は掛けられない」
「いや、ハウスメーカーにまずは聞いて見てもらってから考えようよ。」
ぶつぶつ言う夫を説得してとりあえずハウスメーカーに連絡、週末、メーカーづてで鍵屋に見にきてもらうことになりました。
そのことを息子2号に伝える。が、無視。
その後も、見たことのない青白い表情。そうか、精神の病気とはこんな風になるんだ。
こんな時に呑気に旅行なんか行けない。
普段の私ならこれで辞めるところなのだけど、でも今回はドクターイエローが走って行ったことが頭をよぎります。
神さまが私に何か動けと言っている。
それだけはわかる。
うーむ。
ただ、私には霊感とか、第六感とか持ち合わせないので、ドクターイエローの意味がさっぱりわかりません。
(変なこと言ってると思うでしょうが、私は神さまからの伝言だと思っております)
息子2号のことでふと頭に思い浮かんだのは、とあるサイキックの方。いつも相談しているKさんに予約を入れました。
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Kさんに初めてお願いした時は、まだ私がスピリチュアルなことをよくわかっておらず、(まあ今もだけど)信じていなかった頃でした。
初めてお会いした時、ほんとにびっくりしたことがあったんですね。
セッションの当日、その家のドアを開けて彼女が私の顔を見た途端、言った言葉が2つありました。
「あなた、自分の気持ち、あまり外に出さないでしょ?」
これが後々ズシンときます。
もう一つが、
「息子さん、家に戻ってくるみたいですよ」
その時は、何が何がらわからず、またその日は別の案件で相談に行ったので、「はあ、そうなんですね」と返事をしただけでした。しかし、半年経ったら、本当にその子が心を病んだことをきっかけに帰ってきたんです。
Kさんに観てもらったとき、私の亡くなった母が、何だか言いたいことがいっぱいあったらしくて、いろいろ伝えてくれました。
最初は疑いながら聞いていたんですけど、もう途中から号泣。確かに母の言葉でした
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まあそれはともかく。
その日から信頼しているKさんのお宅へ再び。
私はことの顛末を伝えました。
「今度奈良へ行こうと思っていたのだけど、息子がこんなことになって。やっぱり奈良へ行くのはやめたほうがいいんでしょうか?
で、8月には石川に行くのが今年のミッショなんですね。これはなんとしてでも行きたい!でもこんな状況じゃあ。」
それを聴いていて、途中からKさんの顔が変わります。
Kさんは3度目なんですが、いつもと違って厳しい口調でした。
「あなたは今年泊まりに行くのがミッションなの?」
「そうなんだよね。昨年家出をして夜出かけられるようになって、今年の目標はお泊まり。これに絞って気合い入れてのぞんでるミッションなんです!」
えー、一応説明しますと、ダンナがDV気質だったので、なかなか外に出してもらえなかったのをやっと最近夜飲みに出たり、週末出かけたりできるようになったんです。
私的には大きな進歩なので、自信満々でその部分を語ってたら
「いや、ミッションっていうけど、そんなのミッションじゃないから。夜出かけようが、泊まりに行こうがみんな同じ。あなたが思うような大変なことじゃないんだよ。あなたはダンナさんが怖いのかもしれないけど、そんなのほっとけばいいから。例えば嵐が来てるとするでしょ?それをあー来てるなーと思って遠巻きに見てればいいの。
今のあなたはわざわざ嵐に巻き込まれに行ってるんだよ」
「ええー……まあ、たしかに……巻き込まれに行ってますね」
「息子さんたち……」
しばらく遠くを見る目で何かを見つめている。
「ああ、息子さんたちの方がわかってるじゃない。いい子たちね。ちゃんといい見本がいるじゃないの」
「ええ⁉︎あの子達がですか?……まあ、たしかに自由に好き勝手に、泊まりに行ったりしてるけど……」
「それでいいのよ!」
そしてまたしばらく宙を見つめる。
「ああこの子たち、2人とも天からの使いだよ」
「ええええーー!(マスオさんばり)
「あなたを助けるために来てくれた天の使いだよ」
あいつらのどこが天の使い?とも思いつつ。
とはいえ確かにやつらは自由に生きている。
これまで本当に好き勝手、やりたいようにやりやがって。と思っていたが、あの生き方が正解らしい。見習うべき存在らしい。
「そう、息子さんたちを見習えばいいだけよ」
「あの子たちが天の使い」
「そう。で、奈良には普通に行けばいいから。大丈夫。で、ダンナさんが機嫌悪くしてても、楽しく帰ってくるんだよ。お土産とか買ってきて、『これお土産ーー!』『こんなことあってね!』って楽しく話すの。するとダンナさん1人だけのけものになるでしょ?そしたらだんだん、向こうもバカらしくなるから」
というわけで、奈良には行っていいらしい。
でも、家に帰ると、顔が青白い息子がいた。
こんな状態で行っていいんだろうか……
結局ギリギリまで私は悩んでいたのでした。
まあ、行くけど。
つづく。
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