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アドベントカレンダー

クリスマスが好きだ。街が、クリスマスに染まっていくあの雰囲気が好きだ。みんなどことなくワクワクしていて、イルミネーションがキラキラしている、あの空気感が大好きだ。

アドベントカレンダーを作ろう、と思ったきっかけはもう覚えていない。ただ、小さい頃に買ってもらったアドベントカレンダーのおかげで、12月は毎日早起きをしていたことを思い出した。朝起きてリビングに行って、私が窓を開ける。妹が中に入っているお菓子を食べる。そういうルーティンだったと思う。

さて、アドベントカレンダーを作ると決めたものの中身は何にしよう。一般的なものはチョコとかクッキーとかの甘いお菓子だが、私はそういった類のものが好きでは無いし、どうせなら豪華にしたい。悩んだ末に、中身は「恋人が好きそうなもの」の詰め合わせにした。だって開けるのは彼だし。喜んでもらいたいし。

具体的には、一般的なチョコやクッキーなどの甘いお菓子や、無印のインスタントスープ、アクセサリー、お揃いのスマホケース、スタバカードなど様々である。一つ一つの袋にメッセージをつけ、中身を予想しながら開けてもらう。初めてからまだ2日しか経ってないが、起きた時の第一声が「開けていい!?」なのは正直めちゃめちゃ可愛い。

来年は彼がアドベントカレンダーを作ってくれるらしいが、こういう企画が得意な私を見て「俺が今年やって(私)に来年やってもらえばよかった」と少し落ち込んでいた。それすらも愛おしかった。

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