京都舞鶴・ひとり旅(ソロ旅)
郵便ポストから、羊飼い達が送って呉た四角い小包を取り出すと、ボクはそれを大事に抱え部屋に持ち帰り、中から新調したフォールディングナイフを取り出した。
いつものように丁寧に刃先を馴らすと旧独ソ時代のクリミア兵みたく十字を描きながら、アゾフの戦士のような雄叫びを挙げナイフを奥深く突き刺すと、サラブレッドのように鍛えあげられたボクの左上腕二頭筋から大量の鮮血が溢れ出た。
ボクはその一連の儀式が想起する或る種の痛みを伴う時、必ずといっていいほどキミが与えて呉た15年前の出来事が、まるで昨日のことのように蘇るのだ。
それはボクが確かに生きた証でも或り、昼間に太陽の光に遮られ、それでも頭上に或るはずの(今はまだ見ることも触れることもない)満天の星空を想うキミへの贖罪で或り、ボクとキミにとっての通過儀礼でも或った。
ボクはキミの一部で或り続ける為の儀式で或り、ボクはキミの一部になることでしか、愛し合う事が出来ない歪な関係を不憫に思うので或る。
姿形を変え時代の変遷を経て憎悪となってボクが犯した過ちと3年前の巡礼の夜、確かにボクはこの町でキミと出会いキスを交わし、キミはボクにとってのすべての記憶から忘却された共通の秘密と、或るひとつの問題(そしてそれはどのような方法で解決を試みても、改変される事はない不確実性の憤怒で充填した)を抱えていて、その一切のすべてをボクから手放すにはあまりにも幼く不完全なキミにとっての·····ってさっきからボク、ボク、って何ほざいとんじゃい、ボケが。キショいんじゃい。
何がキミとボクじゃい。ハルキか。ムラカミのハルキか、どあほう。
お待ちかね。いや、待ってねぇか。前回「兵庫編」読んで呉て好評頂きありがとう。ほんで冒頭から無駄に長いんじゃい。冒頭で遊び過ぎやろがい。
6年間、小説書かなくなってから文章力落ちてね?勘弁して呉よ、尖ってなくね?神楽も丸くなったのか、へっ、女か、女にうつつを抜かしたか、異端アングラ文學の風上にも置けねぇや、てへっ、毒にも薬にもならないでやんの、って耳の痛い忌憚なき過ぎる意見も多々散見したのであえて弁明させて呉ないか。
おそらくは前回、旅ブログ風情宜しく敬体を試みて失敗してる·····とな。で、今回は小説と同じ常体で書く事にしたので或る。
5月7日(土)
今回も出発地は大阪。GW終盤、京都の舞鶴への日帰り弾丸ソロ旅だ。ソロ・キャンプのヒロシが4人でキャンプしていれば全然面白くないのと同様、ソロ旅はソロでなければ意味がない。ゆえにソロ旅。
そろそろ慣れてきたかな、相変わらずの助手席は無人で或る。呉々も言うが別にそれが寂しいわけでもないし、それを嘆いているわけでもないのは、前回から読んで呉ている読者にとっては言うまでもないであろう。そう、言うまでもないのだ。
リライアントK「セラピー」
赤れんがパーク
華やかな古都のイメージの或る京都だが、日本海側に面する舞鶴と言えば、横須賀、呉、佐世保と共に旧軍港四市日本遺産なので或る。その舞鶴のシンボルマークが赤れんがパーク。
この赤れんが倉庫周辺は、インスタ映えスポットが多く、何ヶ所かスマホ置き場📸も設置して或り、セルフタイマーを使えば僕のようなぼっちでもこのような映え写真が撮れるので或る。
とは言え10秒で走って慌てて撮影したわけだから、まるであたかも少しお腹が出てるように見えちゃうよね。まぁ、実際出てるんだけど。
この文字のサイズが大体高さ170cmくらい或り、それよりも20cmくらい上背が或る僕は、計算すれば190cmくらいの長身·····んなわけねぇんだわ。
あ、浜辺美波と亀田興毅のサインはわかる!
このような趣きの或る赤れんが倉庫が林立しているので或る。それが赤れんがパーク。
海軍ゆかりの港めぐり遊覧船
では間近で大迫力の護衛艦が見ることが出来る遊覧船へと乗り込もう。まぁ、護衛艦って言っても軍艦。自衛隊って言っても海外から見れば軍隊、日本はアメリカ、ロシア、中国、インドに次ぐ世界第5位の軍事大国なので或る。(最近、ロシアがボロボロで弱体化しているのは否めないが)言うたんなや。
クルーズ船には撮り鉄みたいな一眼レフを構えた本格的な軍事オタも多数、乗船していた。それだけに見応えの或るクルーズになりそうな予感がするね。どんな景色を見せて呉るだろうか。
エディ・ヴェダー「ミセス・ミルズ」
つか、さっきから護衛艦をラッパーで例えるのやめぃ、読者わかりにくいやろがい。配慮しとけや、カスが。イージス艦、イージス艦、踊る君を見てる👀
いやぁ凄く至近距離からの眺望で30分のクルーズがあっという間だ。ちなみにクルーズ船内では、ガイドさんが丁寧に1つ1つの護衛艦の説明をして呉る。全部かどうかはわからないけれど、結構エンジン部分はスウェーデン製らしい。まぁ、VOLVO製なんだけど。車以外も作ってたんだなぁ。
海軍カレー
それでは昼食を摂ることにしよう。なんと言っても名物は海軍カレー、という事で赤れんが倉庫の中のお店で食べるよ。
赤れんが倉庫の中が資料館みたいになってるので見て回ろう。
うむ。どうやら横山由依ちゃん推しだそうだね。ふうん、AKBだね、まぁ、京都と言えば横山由依ちゃん、横山由依ちゃんと言えば舞鶴、舞鶴と言えば横山由依ちゃん、横山由依ちゃんと言えばAKB、って誰やねん。次行けや。
天気が良いので外を散歩するのも気持ちいいですなぁ。そろそろ音楽やろが。呉々も忘れんなよ。
メイ「We’re So Far Away」
ここのポップコーン屋さん、著名なインスタグラマーでもやって来たかと思って、どうぞどうぞと撮影させて呉ました。まぁ、あながち嘘でもないし、ちゃんと紹介するもん。
ポップコーンは全品390円で、抹茶やチョコ、キャラメル、バター等とにかくバラエティ豊富。めっちゃ美味しかった。
ここオシャレだな。入ってみた。で、買ってみた。
舞鶴引揚記念館
少し車を走らせ舞鶴引揚記念館にやって来た。ここは入館料400円。受付で「こちらの舞鶴·····いん·····よう·····よく?きねんかん、え?あの、なんて読むんですか?」「あ、ひきあげ、です」「え?ひき·····あげ?」「はい」「えっ、でも、いんよう、よく?へっ、なんもひねりもなく、ひきあげ、え?ひきあげ、おかしくないっすか?だって·····、いやぁやられた、ははっ、いやぁ参ったなぁ、はっ、ひえ!」
何がおもろいんじゃい。スっと行けや、読者待っとんねん。
舞鶴引揚記念館、400円で思いっきり楽しめた。これはお値打ち或る施設だった。
ア・グレート・ビッグ・ワールド「Say Something」
五老スカイタワー
次はさらに山の頂上へと車を走らせ五老スカイタワーを目指す。その道中にちょっとオシャレなカフェが気になったので入ってみた。(気になるなや、OLか!)
道の駅 舞鶴港 とれとれセンター
土産物売り場は開いてたんだけど、18時で閉館。中で海鮮丼が食べられるお店が或ったんだけど、そちらは17時に閉店との事で全然ダメ。がっかり。
アーロン・ルイス「マサチューセッツ」
第一旭、昔、大阪に或ったんだよね。今は京都と兵庫で分裂してチェーン展開してるけど老舗の京都ラーメン🍜
途中でスイーツ食べたからちょうどラーメンぐらいで良いので或る。
第一旭以外にも国道沿いにラーメン屋が建ち並ぶ激戦区で或った。
なんで大阪で横綱ラーメンが残って第一旭がなくなったんやろ、わからん。濃厚な豚骨しょう油ラーメンでお腹いっぱいだ。
すっかり日も呉た。
帰りは京都縦貫自動車道から第二京阪道路に乗り換え大阪まで帰ってきた。
これにて舞鶴弾丸ソロ旅は終了。
今回は冒頭から遊び過ぎたのと、途中から蛇足が多過ぎやろがい。
つか神楽、相変わらずの速筆家やな。早すぎるやろ。
ほんでなんで冒頭にウクライナ情勢の記事に認定されたんや、全然関係なくね?ほんまにわからん。
わからんけれど、最後まで読んで呉てありがとうございました✨