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新規プロダクトのブランド"KAGOX"を作り世に送る軌跡 15 カゴ生産の修正作業


こんにちはSHIMONです
世界一かっこいいカゴをデザインし販売をしています


前回中国の深圳に発注したカゴの生産ですが、やはり問題は色々と起こってきます。
前回も写真だけは載せましたが、なぜか取手が一部ひん曲がって送られてきました。
ちゃんとまっすぐな取手もありましたが、これでは売り物になりません。
どうしたものかと思いましたが、輸送方法に問題があるのでは?
とのことで配送方法も見直すことになりました。色々な配送方法のやり方を協議して、なんとか不良品を少なくする方法を探していきました。また大量の発注をした時に、カゴ自体をなるべくスタッキングしてダンボールを少なくする工夫もまた協議しました。

曲がった取手

サンプルで何個かはオーダーしてましたが、商品となると最初どれくらい売れるかわからない状態で発注する量も決めなければなりません。ダンボールがどれだけの量になるのかもわからずに・・。
自分としては正直、こんなカッコいいこのカゴが売れないわけないだろう!
どれだけ発注しても、売れすぎてすぐ在庫がなくなったらどうしようと自信満々だったのですが人生そう上手くはいかないことは、いずれ後述したいと思います(悲)。

色むら

個体によってはボディに色むらも出ているものがありました。100均の製品では許されるかもしれませんが、ブランドものとして売り出したいので、これでは高級品としては問題です。ここに関しては、どうしても高い金型ではないために多少安定しないところがあるとのことですが、中国側と色々話し合いの上なんとか改善の傾向が認めました。

水で拭き取る

あとは水をつけて拭くとむらは目立たなくなることを発見しました。

取手は発送方法を変えたことである程度曲がっているものが少なくなりましたが、10個中1〜2個は多少ひしゃげてるものがありました。
これは困りましたが、色々な方法を試すうちに熱湯で数分煮ると元の真っ直ぐな形に直ることを見つけ出しました。

平たいところにおいてひしゃげていないか一個ずつ確かめる


真ん中からプラスチックを流し込むので跡が出来る

また全てが綺麗に出来ると考えていましたが射出成形の特性上プラスチックを流し込むゲートが必ず出来てしまいます。ここに関してはある程度仕方がないところです。

初期には横穴の端が汚かった こちらも後で改善

カゴが完成してみて、一番困ったことは取手がボディから簡単に外れてしまうことでした。
試しに街中でも使っていると、すぐに取手が外れて中の物が落ちてしまうことが何回かありました。これでは不良品扱いです。色々と試行錯誤しましたが、大元の金型を変えるとまた大金がかかってしまいます。
そこで、たまたまAmazonで見つけた円形のワッシャーを買って一か八かで付けてみるとバッチリハマりました!
これで安価に改善できました!

円形のワッシャーを取り付けると外れない

さて発注の量ですが、とりあえず1000個オーダーすることにしました。もちろんマーケティングなんてしてません。なんとなく1000個くらいは売れちゃうだろうとの目算です!ダンボールの量もわからず大変なことになるのはまた後の話です。
次回はカゴにもう一つのアクセサリーであるドリンクホルダーの話をしたいと思います。ではまた


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