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新規プロダクトのブランド"KAGOX"を作り世に送る軌跡 7 会社設立


こんにちはSHIMONです
世界一かっこいいカゴをデザインし販売をしています

今回は会社設立についてお話しさせてもらおうと思います。そもそもカゴを作ろうと動いてはいましたが、本業もあり正直片手間にやる程度かな?とも当初考えておりました。
しかし色々な会社との取引が必要となることが分かり、信用のためにも会社は作った方が良いとのアドバイスをいただきました。
ここで会社の形態ですが、株式会社か合同会社を選ばなければいけません。ここで株式会社と合同会社を比較をすると

株式会社(株式会社)

  1. 資金調達のしやすさ: 株式を発行して広く資金を集めることができます。

  2. 信用度: 一般に株式会社の方が信用度が高いと見なされることが多いです。

  3. ガバナンス: 取締役会などの仕組みにより、組織のガバナンスがしっかりしています。

  4. 公開可能性: 将来的に上場を考えている場合は株式会社が適しています。

  5. 設立コスト: 設立や維持にかかるコストが比較的高いです。

合同会社(LLC)

  1. 設立の容易さ: 設立手続きや維持が比較的簡単で、コストも低いです。

  2. 柔軟な運営: 内部の運営方法を自由に定めることができます。

  3. 税制面のメリット: 所得の分配が柔軟にできるため、税務上のメリットがある場合があります。

  4. 資金調達の制約: 株式を発行しないため、資金調達方法が限定されることが多いです。

  5. 信用度: 一般に株式会社と比べて信用度が低いと見なされることがあります。

最初はスモールスタートを目指していました。また、株式会社では他の人に株式を乗っ取られるのではないかとか、大きな組織にしてしまったら売れなかった場合に引き返すのが難しくなるのではないかという懸念もありました。これらの理由から、合同会社にすることに決めました。

会社名も色々と考えましたが、ブランド名そのままの「合同会社KAGOX」にしました。実際、Amazonのような大企業でも合同会社を選んでいるケースがあるので、特に問題になることはなさそうです。


Amazonが合同会社である理由

Amazonが日本において合同会社(Amazon Japan G.K.)を選んでいる理由は以下のような点が考えられます。

  1. 運営の柔軟性: 合同会社は内部の運営方法を柔軟に設定できるため、迅速な意思決定が可能です。

  2. 税務面の最適化: 合同会社は所得の分配に柔軟性があるため、税務上の最適化がしやすいです。

  3. コスト効率: 設立や維持にかかるコストが低いため、運営コストを抑えられる可能性があります。

全くもって会社設立についての知識がなかったため、本来であれば自分で登記を行えばお金も節約できたのですが、司法書士さんに会社の登記を依頼しました。費用は数万円かかりました。司法書士さんは、SONYのMさんに紹介していただきました。当時、空飛ぶ車や電動キックボードの会社にも関わっており、非常に精力的な方という印象を持ちました。

会社の定款は以下の通りです。


会社設立の際には会社の印鑑も必要となりました。素材や値段には幅がありましたが、特にこだわりがなかったため、安価なものを選びました。銀行印、丸印、角印を揃えました。他にも、住所や名前を押せる印鑑もオーダーしました。

最近では、ネット上のPDF書類にも印鑑を押す機会があるため、角印を実際の印鑑で押したものをスキャンし、フォトショップで背景を透明にしたPNG形式のデジタル印鑑も作成しました。


KAGOXハンコ PNG

ようやく登記が完了し、「合同会社KAGOX」が誕生しました。合同会社の場合、一般的に「社長」ではなく「代表社員」という肩書きが使われますが、現在はとりあえず「代表」としています。そのため、名刺も作成しなければなりませんでした。名刺のデザインも自分で行いました。


名刺

次に経理についてですが、私は初心者だったため、会計士を見つけることにしました。友人の紹介で仙台の会計士事務所と契約しました。いまだに全然利益が出ていないので、決算時期になると恥ずかしい思いをしています。しかし、いずれ売れるブランドになって、堂々と決算できるように頑張ります。

現在、社員は私一人です。売上がないため、余分な社員を雇う余裕はありませんが、自分一人では対応しきれないことが増えているのは確かです。他業種の人に頼りきれないことも、会社の成長を妨げる一因かもしれません。デザインが多少できるため、中途半端なデザインで物事を進めていますが、HPや広告、名刺などについてはやはり本職に頼むべきだと感じることが多々あります。しかし、外注するとお金がかかるため、躊躇しています。これは今後の課題として考えるべき点だと思います。

次回は、カゴのデザイン案について順を追って説明したいと思います。


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