錠前(ロック)の部分名称〜シリーズ 鍵の用語3〜
現在の #玄関錠 (※ #住宅 の #玄関 に使われている #錠前 )は、色々な #パーツ によって構成されています。
最初から全てを覚える必要はなく、最低限、#サムターン や #握り玉 や #ノブ 、#錠箱、#ラッチボルト、#デッドボルト、そして #ストライク (#受座)を覚えておけば充分です。
・サムターン
デッドボルトの出し入れをする為の #つまみ の事で、錠箱によってこのサムターンの形状は異なります。
縦横が明確にわかるサムターンのケースでは、横向きだと一般的に #施錠 されていて、目視にて #施解錠 の状態を判断できます。
・カラー
#シリンダー やサムターンを固定する #金具 の事で、#カラー によってサムターンの高さを調節します。
なお、カラーとサムターンの間に #バネ があるのは、色々な #ドア の厚みに対応する為です。
また、カラーは #鍵穴 側とサムターン側それぞれに各1つ、合計2つ付いていて、鍵穴側を「#シリンダーカラー」、サムターン側を「サムターンカラー」といいます。
なお、薄い #扉 に通常規格(33~42mm)のカラーを使うと、カラーが落ち込んで #内筒 が見えてしまうので、このような場合は、通常規格のカラーではなく、特別発注したカラーを使います。
・ドアノブ、レバーハンドル
取っ手の事で、#ドアノブ(ノブ・握り玉)の場合はひねり、#レバーハンドル の場合は押し下げて、ラッチボルトの出し入れを操作します。
・ラッチボルト(#空締まり、#仮締まり)
空締まり用の閂の事で、扉が風などで煽られた時に動かないようにしていて、ドアノブやレバーと連動しています。
・デッドボルト(#本締まり)
本締まり用で施錠する為の #閂 であり、サムターンと連動しており、鍵やサムターンの回転によって、デッドボルトの出し入れを #操作 します。
・シリンダー
#錠前 に鍵を差し込んで回転させる部分で、広義では外筒と内筒のセット、狭義では外筒のみを指します。
・#フロント(#面座、#アーマープレート、#フロントプレート)
扉側にてケース前面に設置する #化粧板 の事で、メーカー名や #型番 が #刻印 されているものがあり、デッドボルトやラッチボルトをガイドする役割があります。
また、#彫り込み 型の錠箱では、扉の木口に出てくる面であり、「錠箱を扉に取り付ける為の #ビス穴 」と「ラッチボルトやデッドボルトが出入りする穴」が空いています。
・錠箱(ケース)
錠前の #機構 の部分が納められており、この錠箱には扉の中に納める「#彫込型」と裏面に取り付ける「#面付型」があります。
・#バックセット
フロントから握り玉あるいはレバーの中心まで、または、フロントからシリンダーの #外筒 の中心までの長さの事で、内筒の中心までの長さの事ではありません。
しかし、これらの長さが一致する事はあります。
・#スペーシング
ノブとシリンダーを別々に備える錠前においての、ノブおよびシリンダーの中心までの #距離の事です 。
・ストライク(受座)
デッドボルトやラッチボルトの一端が入る、#戸枠 側の部分の事です。
・#トロヨケ(#ストライクボックス、#箱受)
ストライクの裏に #設置 する #箱状 の #金物 の事であり、戸枠内側のコンクリート等を目隠しするために使います。
また、ストライク部分の空間に #モルタル 等が入らないようにします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?