『きみの横顔を見ていた』の片思いに我慢できずChat GPTに全部ぶち込んだら人間の奥深さを学ばされた その3
『きみの横顔を見ていた』の3話までは森光が主人公の話です。なので今回3話目までの入力をして一旦区切りをつけます。物語として森光の片思いの話は現時点で一度決着がつきます。
話の盛り上がりとは裏腹にChat GPTは当たり障りのない無難なことしか言いません。もともとこうなのですが、ちょっとこっちとのテンションの差に「こいつは人間的な(主観を持った)返しはできないんだ」と思い知らされます。
結果としては森光の告白は大谷には聞こえなかったのですが、彼女のモヤモヤしていた本心を言葉に出すことができました。
そして大谷から「そのままでいて」という言葉をもらい、今の森光の存在を好意的に思ってもらえていると知ったことで今の自分自身を自分でも好意的に受け入れることができました。
この森光編の3話はよくある三角関係の物語に対し、
好き/嫌い、付き合う/振られる、自分/他者という選択の物語ではなく【どうすることが一番自分が気持ち良く居られるか】という問題なんだよという、解決ではなく問題は何かからの逆算の物語だったのではと思いました。
なので森光/大谷の話と並行して森光/吹奏楽部の先輩の話が描かれていたのも「自分はどうしたいのか」に気づくためだったのかなと。
今回Chat GPTに色々と聞こう、答えを得ようと思って入力していたのですが、入力のために漫画を分解していくことによって色々自分で考えてそれでわかってきました。
大事なのはChat GPTの返事ではなく「自分が何を聞こうとしているか」で、返事はあまり重要ではなかったという感じがしています。そもそも(創作物の)他者の気持ちを教えてもらおう、というのがAI、に限らず不可能なことなわけですから。
なんか今回「Chat GPTのすごさを体感しよう!」と思って始めたんだけどあまりこう…すげえ!ってなるような展開にはならなかったんだけど、自分の思索を深める用途としてすごく機能してくれました。一人だったらこんな考えなかったろうし。まあまだまだ私がよくわかってないし使いこなしてないってのもあるしね。
なのでまたこうしてChat GPTを使って一緒に気になることを考えていきたいので、皆さんもよければ気軽にChat GPTを使ってみてください。わたしも『きみよこ』に限らずいろんなテーマで書いていこうと思います。
多分きみよこも四人それぞれの物語が終わったら、さらに混ぜてまた語りなおし(進展)があるのではないかと思っていますが、如何に…?