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“歌舞伎町のホテルから飛び降りた16歳の“トー横キッズ”。亡くなる直前に語った「壮絶な過去」と「大人への絶望」”の記事を読んで
ここに出てくる「大人」というのは「本人以外の全ての者たち」と言いかえることができると思う。 同じ立場のトー横キッズたちしかり、家族、友人、支援団体の者たち。そしてその記事を書いた者とそれに反応した者たち、私を含めた読者全員が「大人」であり広い意味での「当事者」であるという意識の希薄さというのが本人の世界への絶望を深めた要因と根深くつながっていると考える。 彼女は「自業自得だ」という世間の声に殺されたとも言える。 一体誰が正しい知識と手ほどきでもって彼女と接せられていただろう