『きみの横顔を見ていた』の片思いに我慢できずChat GPTに全部ぶち込んだら人間の奥深さを学ばされた その2
と、いうわけで今回から実際にChat GPTに入力しながらきみよこの世界を楽しんでいきたいと思う。
基本的には漫画の内容をそのまま文字にして入力していくだけ。手元に単行本の2巻まであるので後の情報でも前後の流れがつながりそうなことは入れておく。
難しいのは「登場人物が本心ではどう思っているのか、わからない」ということだ。
例えば森光本人は「熱中しているもの特になし」と言っているがホルンに対する向き合い方はかなり真剣で、みんなが嫌がるような基礎練習も真面目にサボらず取り組んでいる。こういう本音と建前の部分は読者の想像の余地であり創作物を楽しむ上での一番の醍醐味なのだが、Chat GPTには表に出ている部分だけ入力していては登場人物たちの奥深さをとらえてはくれない。
だが結構な頻度で“わかったような”言葉を返してくれることがあり「Chat GPTスゲー」となる所なのだが、それもまた「ネットで学習して得た高確率でつながる文章」としてしまえばそれまでなのだが、実際に人間の思考の奥深さの表れであり「AIすげぇ!」からの「人ってすげぇ!」のコンボになる。Chat GPTに触れてみて感じるのはAIのすごさであり、また人間のすごさなのである。
森光と麻里がお昼を音楽室で2人で食べてると入力した時の返しがコレ。↓
お前、そこまでわかっちゃうのかい?…と驚いた。
こうして色々と長文で返事(洞察)を返してくるChat GPTだが、読んでいて不安になるのは「本当に森光たちがそう感じているのかどうかはわからない」ということだ。
そもそも入力している私自身もそうなのかわからないということだ結局他人が何を思いどう考えているのなんて誰もわからないし、それはきっと本人にもハッキリとはわからないんだろうな、と想像できる。
その3に続きます。